新ドラマ『作りたい女と食べたい女』&『Get Readhy!』&『女神の教室』

近年、漫画はネットカフェでまとめ読みすることがほとんどで、継続して読んでいるものの他に、新しい作品も数冊手に取ってみます。その際に参考にしているのが、「このマンガがすごい!」含めた、マンガランキングやマンガ賞受賞作品。

例えば、「このマンガがすごい!2022」でいうと、オトコ編1位の『ルックバック』(藤本タツキさん)とオンナ編1位の『海が走るエンドロール』(たらちねジョンさん)ともに素晴らしかったですし、2位の『チ。-地球の運動について-』と『作りたい女と食べたい女』もおすすめ。

そんな『作りたい女と食べたい女』が、NHK夜ドラ枠で11月29日から放送決定。主演は、朝ドラ『どんど晴れ』でヒロインを務めた比嘉愛未さん。共演に、演技初体験という西野恵未さん。脚本は、劇団「贅沢貧乏」主宰し、『ミクスチュア』で第64回岸田國士戯曲賞候補となった山田由梨さん。

料理を「作る」ことが好きな女性・野本ユキ(比嘉さん)と、「食べる」ことが好きな女性・春日十々子(西野さん)。彼女たちの日常や交流を通して、女性を取り巻く現実や、女性同士の連帯、そして2人の間で育まれる恋愛を描く。

“カリスマ高校生”と言われ、雑誌の読者モデルをしていた妻夫木聡さん。都会的なイメージがありますが、実はのどかな福岡県柳川市出身。小学校二年生まで水郷柳川で育ち、その後に神奈川県横浜市に転居、浜っ子になったというわけです。

水に縁のある妻夫木さんが一躍ブレイクしたのが、初主演した映画『ウォーターボーイズ』。『ランチの女王』を経て、人気を決定的なものにしたのが、連ドラ初主演した『ブラックジャックによろしく』(2003年)。現場でボコボコにされる研修医役を熱演。傑作でした。

そんな妻夫木さんが、ブラックジャック的な主人公を演じる『Get Ready!』が来年1月期にTBS日曜劇場枠でスタート。共演に藤原竜也さん。脚本は『救命病棟24時』の飯野陽子さん、『全裸監督』の山田能龍さん、『ハケンの品格2』の川邊優子さん。演出は『ケイゾク』の堤幸彦さんほか。

昼間はパティシエをしている孤高の天才執刀医・波佐間永介(妻夫木さん)と、その相棒で優秀な国際弁護士の下山田譲(藤原さん)が、超人的なオペ技術と法外な治療費でどんな手術も請け負う、1話完結&完全オリジナル、前代未聞の医療ヒューマンエンタテインメント。

地上波の連ドラ枠は、略称(愛称)で呼ばれることがあります。最も歴史があるのが、TBSの日曜夜放送の「日曜劇場」で1956年から続いています。新しいところではNHKの夜の帯ドラマ「夜ドラ」。チャレンジングな作品が多かった「よるドラ」を発展解消させた枠。

最も有名な枠と言えば、フジテレビの月曜夜9時の「月9」。1980年代後半のトレンディードラマブームを経て、『東京ラブストーリー』が大ヒット。恋愛ドラマを中心に1990年代に全盛期を迎えましたが、やがて低迷。近年は医療・リーガル・ミステリーもので、復活の兆しを見せています。

そんな「月9」枠で来年1月期に放送されるのが、北川景子さん主演の『女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~』。脚本は『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』の大北はるかさんと、『競争の番人』の神田優さん。

ロースクール(法科大学院)を舞台に、裁判官で実務家教員の主人公・柊木雫(北川さん)と、彼女を取り巻く人々が自身の価値観をぶつけ合いながら、法曹界のあり方を問うリーガル&ロースクールエンターテインメント。


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