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女優ノート『水野美紀さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『ボクの殺意が恋をした』に出演する水野美紀さん。夫が国会議員の方は水野真紀さんです(昔よく間違えました)。

1987年に芸能界入りしたものの、まだ無名だった1992年。コーセー『ルシェリ』のCMで唐沢寿明さんの相手役に抜擢。「ねェ、チューして」のセリフと共に、実際にキスする演出が当時としては斬新で、一躍注目されます。

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バーニングプロダクションに移籍後の1997年。ドラマ『踊る大捜査線』にレギュラー出演。水野さんは、殺人事件の被害者の娘・柏木雪乃役で、悲劇のヒロイン的なポジション。シリーズ化された後には、キャラクターが微妙に変化していきますが、この時の可憐な美少女ぶりで、一躍ブレイク。

青島俊作(織田裕二さん)は、脱サラして念願の刑事になった。赴任先は湾岸署の強行犯係。期待と希望に胸を膨らませて新地に赴くが、初日から完璧な階級社会で生きる刑事たちの現実を目の当たりにする。刑事や警察官たちの日常を、リアルかつユーモアたっぷりに描いた大ヒット刑事ドラマ。

少林寺拳法の心得があり、倉田アクションクラブにも通っていたアクション女優という面もあった水野さん。そうした系統の作品なら、『恋人はスナイパー』(2004年)もありますが、ここは主演した映画『千里眼』(2000年)を挙げておきましょう。

謎のテロ集団「ミドリの猿」を追う、自衛隊員の岬美由紀(水野さん)。そのうち心理カウンセラー友里佐知子(黒木瞳さん)と知りあい、人を救うことの真実の意味を見いだそうとする。しかし、ミドリの猿のテロにより、佐知子は爆死してしまう。

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事務所独立後、やや停滞期もありましたが復活。近年は『奪い愛、冬』(2017年)などの怪演ぶりが話題になることも多いですが、個人的にはもう少し抑え気味に演じていた『空飛ぶ広報室』(2013年)をおすすめしておきます。

報道記者から外され、自衛隊の取材に回されたリカ(新垣結衣さん)は、そこで戦闘機パイロットの夢を断たれ、同じく人生の壁にぶち当たっていた空井(綾野剛さん)と出会い…美人ディレクターと航空自衛隊元戦闘機パイロットという異色コンビが、互いに理解を深め合い、成長していく姿を描く。




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