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ドラマ日記『半径5メートル』&『あのときキスしておけば』(第5話)

女性週刊誌の若手編集者・風未香(芳根京子さん)と、型破りなベテラン記者・宝子(永作博美さん)のバディが、身近な話題から世の中を見つめていく『半径5メートル』の第5話。前後編の前編。宝子の過去が明らかになりそうです。

風未香は児童養護施設に匿名で寄付をするボランティアたちを取材。調べるうちに、昔クリスマスケーキを施設に配り歩いてヒーロー視されていた巻上(緒形直人さん)の存在を知る。その頃、宝子はなぜか単独行動が目立ち、編集長の亜希(真飛聖さん)しか知らない謎の取材を進めていた。

冒頭から、女性活躍大臣の空虚な言葉を見つめる宝子の意味深なシーン。恐らくは因縁があるのでしょう。セクハラ大臣スクープ展開かな。前半は、嵌められたスクープ記事で山辺(毎熊克哉さん)がバッシングされる様子を描き、「世に出した記事は、一生背負うことになる」というメッセージ。

それは後半の宝子の過去につながっていく流れ。10年前の記事で叩かれた巻上(緒方直人さん)とその記者・鶴川ゆうに不倫疑惑まであった話で、ラストシーン、宝子を「鶴川さん」と呼んだ巻上。つまり、鶴川ゆう=亀山宝子、鶴を亀に、川を山にしたということかな(どちらかがペンネーム)。

ポンコツ独身32歳の桃地(松坂桃李さん)が、親しくなった漫画家の巴(麻生久美子さん)の急死後、巴を名乗るおっさっん・オジ巴(井浦新さん)に出会う、衝撃の“入れ替わり”ラブコメディ『あのときキスしておけば』第5話。

オジ巴が巴であるという事実に、ついに気づいた高見沢(三浦翔平さん)。そのままオジ巴を連れ去ってしまい、桃地は、ぼう然とする。人生初めての“やきもち”に、戸惑い、翻弄される桃地。桃地は、なんと高見沢に堂々とライバル宣言。

元夫感出しまくりで、桃地をけん制する高見沢のハイテンションぶりと、嫉妬に身もだえしながらも、高見沢に対抗していこうとする桃地の変化が楽しい。フラダンスバトルなど、コメディー色が強い回となりました。

ラスト、オジ巴に高見沢がキスするところを目撃してしまった桃地。「あのときキスしておけば…」のナレーションで、タイトル回収ってすでに前にもあったかな?イカゲソ煮がもったいない。次週、傷心の桃地がどうなるのか。予告には「僕たちの恋にはタイムリミットがある?」とも。


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