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ドラマ日記『わたしのお嫁くん』&『それパク』(第5話)

仕事は完璧ながらズボラ女子の速見穂香(波瑠さん)が、あることをきっかけに、会社の後輩で家事力最強男子の山本知博(高杉真宙さん)を嫁に迎えるという社会派コメディ『わたしのお嫁くん』の第5話。

誤解から「しばらく帰りません」という書き置きを残して出ていった山本。それを知った山本の同期・赤嶺(仁村紗和さん)は、山本の“お掃除好き魂”を刺激し、彼をおびき出して自宅に住まわせる。山本が今度は赤嶺の家で“お嫁くん”をしていると知った速見は呆然となる。

当初予定していた家電量販店での販促イベントを、店長の浦井(兒玉宣勝さん)に断られた速見。デスクの上に「店長ブログ」の付箋が張られていて、それをきっかけに、店長の妻が家を出て実家に帰っていることを見抜き、イベント開催に漕ぎつけました。

山本という「嫁」を迎えに行く資格があるのか、という速見と店長をダブらせる、やや無理筋なストーリー展開ではありますが、後半が今週のハイライト。

赤嶺宅に行き、「山本くんを独り占めしたい」と告白。ハグして帰ろうとすると、赤嶺が待ったをかけてきて。

赤嶺が山本を好きなんだろうと思っていた速見でしたが、実は赤嶺の「推し」は速見。「にわ.か」で「ちんちくりん」な山本が速見に近づくことが許せなかったのでし。まさかの真実。本ドラマで一番いいキャラになりました。仁村さんの演技が素晴しい。

速見の部屋に帰宅した山本。再びハグを求め、「俺のこと独り占めしたいって、それってつまり、俺のこと好きってことですか」と問うたところで終了。

『逃げ恥』との類似性が指摘される本作。みくり(新垣結衣さん)と平匡(星野源さん)の「ハグの日」制定が第5話と共通。第6話は「伝説のキス」回でしたから、本作でもそうなるのかな。

飲料メーカーの藤崎亜季(芳根京子さん)が、親会社の知的財産のプロ・北脇雅美(重岡大毅さん)とともに、奮闘することになる知的財産エンタメドラマ『それってパクリじゃないですか?』の第5話。

『カメレオンティー』のポスターが、個人のブログから無断で写真を借用していることが発覚。著作権の侵害を回避すべく、藤崎は許可申請を北脇から指示され、調整に奔走する。

仕事パートと恋愛パートが、やや盛り込み過ぎてた感があった今回。藤崎が手掛けたのは写真使用の許諾の調整以外に、窪地(豊田裕大さん)が開発した甘酒の特許出願の件もあり。

さらに特許の鍵を握るのが窪地の兄で准教授の政宗(板橋駿谷さん)であり、高圧的で弟の会社を見下していて…。最終的には、写真の件は「クロスライセンス」で、甘酒の件は「分割出願」で解決しました。

恋愛パートでは、ゆみ(福地桃子さん)が北脇に好意を寄せていて、五木(渡辺大知さん)と藤崎はさらにいい感じに。その二人をじっと見ている北脇。そろそろ本格的にデレてきました。

余談:スタートが遅かったので、あまり注目されていないのかも知れませんが、亀梨和也さん主演のNHKドラマ『正義の天秤2』第二話も面白かったです。準主役で出ている奈緒さんも熱演。『あなたがしてくれなくても』の演技とのふり幅を見比べてみるのも楽しい。


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