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新ドラマ『しろめし修行僧』&『クロステイル』&『嫌われ監察官 音無一六』

お坊さん(僧侶)が主人公の映像作品というと、映画なら時代劇で『日蓮』(1979年)や『空海』(1984年)など、現代劇なら『ファンシイダンス』(1989年)とか。

現代劇のドラマにもお坊さんは登場しますが、主人公となると吉沢亮さんの『ぶっせん』、山下智久さんの『5→9〜私に恋したお坊さん〜』、伊藤英明さんの『病室で念仏を唱えないでください』などがあります。

そんなお坊さんドラマが、4月期のテレビ東京の看板枠「ドラマ24」に登場。主演はハナコの岡部大さんで、脚本は『フルーツ宅配便』『監察医朝顔』『ハコヅメ』の根本ノンジさんと、『おじさまと猫』の伊達さん(大人のカフェ)。新たなる、深夜の「飯テロ」ドラマ誕生ですね。

ほぼニートの寺の息子・米田たくあん(岡部さん)が、托鉢の全国行脚修行を通して、各地の“ご飯のお供”と出会う様子を描き、「しろめしに合う最高のおかずとは何か」という究極の問いに迫るグルメドラマ。

世界的な傾向は知りませんが、日本人は探偵が主人公のドラマが好き。刑事ドラマほど多くはありませんが、それでもさまざまな形の探偵(素人含む)が毎年生み出されています。

古谷一行さん演じる金田一耕助の『横溝正史シリーズ』、天知茂さん演じる明智小五郎の『江戸川乱歩の美女シリーズ』、松田優作さんの『探偵物語』、沢村一樹さんらが演じた『浅見光彦シリーズ』。近年なら、『金田一少年の事件簿』シリーズや『謎解きはディナーのあとで』など。

そんな探偵ドラマの新作『クロステイル ~探偵教室~』が、4月期の東海テレビ「土ドラ」枠に登場。主演は、『ドラゴン桜2』で藤井役を演じて一躍知名度を高めた鈴鹿央士さん。『ホリミヤ』は久保田紗友さんとのW主演でしたから、今回単独初主演となります。

共演には、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で、主人公・北条義時(小栗旬さん)の正室を演じるなど、上り調子の堀田真由さんのほか、「金麦」のCMの印象がいまだに残る檀れいさん、そして板尾創路さん。脚本は、『半沢直樹』や朝ドラ『おちょやん』の八津弘幸さん。

突然失踪した父親(板尾さん)を捜すため、探偵学校に入学した飛田匡(鈴鹿さん)が主人公。尾行、盗聴、張り込み、聞き込みなどリアルな探偵描写と、その底にある人の心の謎を通じて、探偵の卵たちの成長を描くスリルと笑いのヒューマンドラマ。

テレビ東京というと深夜ドラマのイメージがありますが、実は金曜8時台にもドラマ枠を持っています。ヒットした作品でいうと、朝ドラ『カムカム』で「サンタ黒須」を名乗った濱田岳さん主演の『釣りバカ日誌』シリーズ、『三匹のおっさん』シリーズ、『執事 西園寺の名推理』シリーズなど。

4月期の同枠に小日向文世さん主演の『嫌われ監察官 音無一六』が決定。た。元々、単発のSPドラマとしてシリーズ化されていたのですが、今回初の連ドラ化。

SP版でも共演の遠藤憲一さん、堀内敬子さん、田中美佐子さん、小野武彦さんも続投。脚本は『相棒』シリーズや『刑事ゼロ』シリーズの戸田山雅司さんと、『警視庁ゼロ係』の船橋勧さん。

警察内部のあらゆる不正を取り締まる監察官・音無一六(小日向さん)が、自分の正義を貫き、どんなに嫌われようが職務を全うし、鋭い“観察眼”と“ひらめき”で、数々の難事件に挑んでいく。

余談:昨夜の『SONGS』は、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の主題歌「アルデバラン」を歌うAIさん特集。同曲をつくった森山直太朗さんから「ミジンコ」秘話も。二人で歌うデュエットも必聴。



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