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初めてのヤマトンチュ…今週の『ちむどんどん』

復帰前の沖縄で、4人兄妹の次女として生まれ育ち、復帰とともに、東京で働き始めるヒロイン・比嘉暢子(稲垣来泉さん→黒島結菜さん)が、やがて沖縄料理の店を開くことになる朝ドラ『ちむどんどん』の第一週「シークワーサーの少女」。

東京からの転校生・青柳和彦(田中奏生さん)がやってきた月曜日。食いしん坊の暢子は、和彦というより東京の食べ物に興味津々。海辺で和彦に、ティラジャー(コマ貝)を差し出し「ちむどんどんするよ!」と、早速のタイトル回収でした。

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食いしん坊だけでなく、暢子は足も速いことも判明。これは今後、何かに役立つ伏線なのか、それとも代表作『アシガール』の黒島さんのための当て書きなのか。

比嘉家に民俗学者で和彦の父・史彦(戸次重幸さん)がやってきた火曜日。泡盛を飲み交わす中で、沖縄戦直後の陸軍幹部候補生だったことを明かし。困っている人を見過ごせない優子(仲間由紀恵さん)は沖縄大空襲、毎日“謝る”賢三(大森南朋さん)は中国転戦と、戦争の記憶がまだ色濃く残る時代。

暢子が和彦を山に誘った水曜日。思わぬアクシデントで暢子が怪我をしますが、これをきっかけに和彦との距離が縮まっていきます。史彦が暢子に語って聞かせた「何もない」「故郷」というキーワードは、先々活きてくるのでしょう。

毎回、沖縄要素をふんだんに盛り込んでくる本作。今回も沖縄そばをつくり方から紹介。沖縄相撲もかなりの尺で描かれました。そして、ラストは豚のアババの衝撃のカット(笑)。ヤギでなくてまだ良かった。

賢三が命をいただく「いただきます」の意味を子供たちに説いた木曜日。緊張していた和彦でしたが、沖縄そばをきっかけに打ち解け。比嘉家の兄妹4人と文通することに。めっちゃ大変(笑)。

史彦が比嘉家をレストランに招待した金曜日。見たことのない料理の数々に、感激した暢子は将来の夢が出来た模様。那覇での出稼ぎなど、無理が祟ったのか、賢三が倒れて次週へ。



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