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女優ノート『桜井ユキさん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『イチケイのカラス』に出演、また『リコカツ』のスピンオフドラマ『リコハイ!!』に主演する桜井ユキさん。

女優デビューが24歳ということで、“遅咲き女優”と評されることも多い桜井さん。一躍注目されたのは、初主演した『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY』(2017年)で高橋一生さんと、『娼年』(2018年)で松坂桃李さんと大胆なラブシーンを演じた辺りからでした。

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その延長線上ともいえる妖艶な役を演じたドラマが『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(2018年)。ディーン・フジオカさん主演による復讐劇で、桜井さんとディーンさんの絡みが、大人の色気に溢れ。後半、その壮絶な過去が明らかになるなど、様々な顔を見せてくれた作品でした。

無実の罪で15年間異国の地の牢獄に閉じ込められた主人公(ディーンさん)は、思わぬ幸運で獄中生活から逃れ、巨万の富を手に入れた別人となって舞い戻り、自らを陥れた者たちに復讐していく。

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次は、桜井さんが連ドラ初主演を飾った『だから私は推しました』(2019年)。地下アイドルを推すOLを巡るサスペンスで、リアルなその世界観が再現される中、桜井さんは推しのために涙を流すなど、感情を爆発させるOLを好演。森下佳子さんの、あっと言わせる脚本もさすがでした。

愛(桜井さん)は、“キラキラな日々”を装うことに疲れた三十路間近のOL。ある日、ひょんなことから5人組地下アイドルのライブへ。そこで、地味でぎこちない笑顔を振りまいているハナを目撃。やがて愛はハナを自分の分身として推すようになっていくが、それこそが「オタク沼」の始まりだった。

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最後は、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(2020年)と迷いましたが、『G線上のあなたと私』(2019年)を。おしとやかなバイオリン講師役という、今までにないキャラでしたが、もちろん、そんな単純な役を振られるわけもなく。ドラマの中で、いいアクセントになっていました。

婚約者から婚約破棄を告げられた小暮也映子は、「G線上のアリア」の生演奏を耳にしたことをきっかけに、大人のバイオリン教室に通い始める。同じ教室になったのは大学生・加瀬理人と主婦の北河幸恵。人間関係もバイオリンも一筋縄ではいかない3人を取り巻く人間模様と想いが交錯していく。


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