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ドラマ日記『舞いあがれ!』(初回)

東大阪市と長崎県・五島列島を舞台に、空高く飛びたいと夢見る舞(浅田芭路さん→福原遥さん)が、パイロットになるべく努力を重ね、やがて夢の飛行機作りに情熱を燃やす朝ドラ『舞いあがれ!』の初回。

舞は、ねじ工場を営む父・浩太(高橋克典さん)、母・めぐみ(永作博美さん)、兄・悠人(海老塚幸穏さん→横山裕さん)の4人で東大阪に住んでいる。舞は原因不明の発熱の為、小学校を休みがちだが、始業式から八日目、発熱もなく登校する。

オープニングシーンは飛行機の中、舞の家族たちが搭乗しているところからスタート。機内放送を伝えるパイロットは福原さんが演じ、初回から本役登場で掴みはOKの夢オチ。

凝ったOP映像が多い最近の朝ドラの中では割とシンプルながら、そこは原点回帰で、むしろホッとする感じ。最後の映像には、五島を象徴する教会も。back numberの「アイラブユー」も、世界観に合ってる印象。

五島ことば指導に名を連ねる永井響さんは、昨日のネットニュースにさっそく記事が出ていました。お父様がnoteをやられていて、情報発信されていますので、今回の朝ドラが気になる方はフォローしてみてはいかがでしょうか。

本編に戻りまして、謎の発熱をするヒロインに、前作『ちむどんどん』の歌子(上白石萌歌さん)を思い浮かべた人は多いでしょうが、たぶん危篤になることも数十年ワープすることもないでしょう(笑)。

この先、親友となる久留美(大野さきさん→山下美月さん)との出会い、幼馴染の貴司(齋藤絢永さん→赤楚衛二さん)の気遣いと優しさなど、ストーリー展開もキャラ設定も上々。初回としてはかなり期待できる内容。

ちなみに、本作の脚本家・桑原亮子さんは2020年ドラマ『心の傷を癒すということ』で放送文化基金テレビドラマ番組最優秀賞受賞。自分も、2020年の連ドラの中では1位と評価していました。両耳の聴力を失われていることを、下の記事で初めて知りました。

桑原さんメインでしょうが、当初の予定から脚本家2人が加わり3人体制。『ちむどんどん』のこともあり、ちょっと心配ではありますが、上手くかみ合っていけばいいなと。

余談:明石家さんまさんと松任谷由実さんが35年ぶりに共演した『行列のできる相談所』がなかなか面白かったです。桑田佳祐さんが企画した当時の歌番組映像も貴重。五島つながりで、ユーミンの「瞳を閉じて」を聴く朝(平井堅さん「瞳をとじて」とは別物)。

追記:先日亡くなった三遊亭円楽さんと、その弟子・伊集院光さんの「二人会」の映像が、今日の夜9時から無料配信されます。落語に馴染みのない方も、一度鑑賞してみてはいかがでしょうか。


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