俳優ノート『竜星涼さん』
気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は2021年春ドラマ『レンアイ漫画家』&2022年朝ドラ『ちむどんどん』に出演する竜星涼さん。
朝ドラ『ひよっこ』(2017年)の綿引巡査役で、一躍注目を集めた頃の竜星さんは、『獣電戦隊キョウリュウジャー』(2013年)に主演した戦隊ヒーロー出身俳優、あるいはパリコレデビューしたモデル兼務という風に言われていましたが、『桜蘭高校ホスト部』(2011年)の猫澤役を思い出す人も。
その後『小さな巨人』(2017年)、『オトナ高校』(2017年)を経て、『アンナチュラル』(2018年)では怪しげな葬儀屋・木林役。熱狂的な支持を得た作品だけに、木林もかなりの人気に。
新設された「不自然死究明研究所(UDIラボ)」で働く人々の人間ドラマを中心に描きながら、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明していく、一話完結型の法医学ミステリー。
続いては『昭和元禄落語心中』(2018年)。原作漫画・アニメファンからは不安視された実写化でしたが、岡田将生さん・山崎育三郎さん・竜星さんが見事にそれぞれの落語家役を演じ切り、傑作となりました。
落語の世界に入った八雲(岡田さん)と、同期入門の落語の天才・助六(山崎さん)。やがて、助六と芸者のみよ吉が結ばれるが、二人は謎の事故死を遂げてしまい、八雲は遺児・小夏を引き取る。小夏は、八雲の弟子・与太郎(竜星さん)とともに、「助六とみよ吉の死の真相」に迫っていく…。
最後は高畑充希さん主演の『同期のサクラ』(2019年)。竜星さんは高畑さんの同期で、パワハラに苦しむ若手社員役を熱演。脚本家・遊川和彦さんのドラマとしては成功作かな。竜星さんは、引き続き遊川作品『35歳の少女』(2020年)にも起用されましたが、これはまあ…。
北の小さな離島から上京し、大手ゼネコンに入社した北野サクラ(高畑さん)。夢に向かって、脇目も振らず突き進むサクラに、最初は、冷めていた同期達も、次第に巻き込まれていく。正直で忖度知らずのサクラと同期たちの10年間を描く。
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