ドラマ日記『しょうもない僕らの恋愛論』&『あなたは私におとされたい』
デザイナーの筒見拓郎(眞島秀和さん)と、拓朗が20年前に愛した谷村安奈の娘・くるみ(中田青渚さん)と、拓朗を想い続ける同級生・森田絵里(矢田亜希子さん)が絡んだヒューマンドラマ『しょうもない僕らの恋愛論』の第2話。
一緒に行きたい場所があると拓郎を呼び出したくるみ。行き先はバッティングセンター。笑顔でバットを振るくるみに、思わず安奈を重ねてしまう拓郎だが、くるみから安奈と離れた理由を聞かれると、「君には関係ない」と冷たく突き放してしまうのだった。
毎回、拓朗のおじさん化が強調される冒頭。拓朗はくるみにとって恋愛対象外である、ということを強調したいんでしょう。そうすることで、前回くるみが無防備に拓朗の部屋に行くシーンのエクスキューズにもなっているのかな。
学生時代のバンド活動の最後の日、安奈は話があるからと拓朗と待ち合わせていたものの、拓朗の父が急病で待ち合わせの場に行けず。さらに、家業が傾き、拓朗は大学を中退。そんな身の上がみっともなくて、拓朗は安奈に連絡が出来ないまま、数年後、彼女が結婚したと知り、そのまま音信不通に。
安奈と拓朗が相思相愛であったこと、拓朗が安奈と離れてしまった理由を納得して帰っていったくるみ。まだ2話ですから、拓朗とくるみの恋愛の線もありそうですけどね。
絶対に不倫しない男・相澤直也(村井良大さん)×絶対に不倫させる女・立花ノア(鶴嶋乃愛さん)、理性と誘惑の攻防、ギリギリの不倫サスペンス『あなたは私におとされたい(あなおと)』の第4話。
誰もいない会議室でノアから突然キスをされ、証拠写真まで撮られてしまった直也。警戒心からノアを避けるようになり、同僚の平野(内藤秀一郎さん)に助けを求めるが…。
有休消化で旅行に出かけた直也と夏菜(宇垣美里さん)でしたが、直也の顧客の件で緊急事態。ノアと平野(内藤秀一郎さん)の活躍で、事態は収束。その後、平野と二人になったノアは、平野を挑発するのですが、遊び慣れた平野は動じず。しかし、そこにも罠が…。
一方、旅行先で夏菜のSNSにノアから友達申請が。不審がる夏菜に、直也は馬鹿正直にも、ノアからアプローチされたことを打ち明け。当然、夫婦は大喧嘩。会社にもたどり着けないほど落ち込んだ夏菜のもとに、部下の皆木(佐藤友祐さん)が駆け付け、告白&抱きしめる展開。
本社人事部長ともつながっていたノア。平野にセクハラ告発案件が持ち上がり、叶いそうだった海外勤務も潰されそう!?平野の肩を持つ直也に、いったんは切れたかに見えるノアですが、恐らくはそれも策略でしょうね。
余談:『武田砂鉄アシタノカレッジ』で砂鉄さんが紹介していた、伊澤理江さんによるノンフィクション「黒い海 船は突然、深海へ消えた」の内容が大変興味深く。
2008年に、17名もの犠牲者を出した漁船沈没事件。国は大波が原因として幕引きにかかりますが、何か(潜水艦)と衝突したのではないか!?映画『イチケイのカラス』のような話。「全てを明らかにして、それで国を守れますか?」とは映画のセリフ。どの国にも、不都合な真実はあるのでしょう。