俳優ノート『北山宏光さん』
気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2024年春ドラマ『君が獣になる前に』に主演する北山宏光さん。1985年生まれ。2023年、Kis-My-Ft2を卒業し、ジャニーズ事務所を退所。現在はTOBE所属。
最初にドラマで認識したのは、2014年放送の『家族狩り』。準主役の伊藤淳史さん演じる美術教師・巣藤浚介の元教え子で、元不良役。巣藤と親しいということもあり、案外出番がありました。
2015年の『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』も刑事役でレギュラー出演していましたが、主演した2019年の『ミリオンジョー』まで、しばらく間が空きました。
強烈な印象を残したのが、2021年の『ただ離婚してないだけ』。北山さん演じる主人公は、萩原みのりさん演じる新聞配達員・萌と不倫。彼女が妊娠すると堕胎させ、萌が錯乱状態で家にやってくると殺害し、隠蔽。そんなクズ役を見事に演じていて、現役アイドルがここまでやるかと感心しました。
同年の『正義の天秤』では一転、亀梨和也さん演じる天才弁護士と同じ法律事務所のチャラい弁護士役でした。シリアス回とのギャップも計算の上で演じていたのでしょ。
2022年のNHKの夜ドラ枠第一弾『卒業タイムリミット』も良かったですね。植物の世話をする姿が生徒から「妖精」と呼ばれる理事長と思わせて、実は狂気のラスボス。さすがでした。
余談:『不適切にもほどがある!』の脚本家・宮藤官九郎さんが、『ビートたけしのオールナイトニッポン』のヘビーリスナーであったことは知っていましたが、まさか高田文夫さんとこんなエピソードがあったとは!不適切にもほどがあったクドカン(笑)。