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田邊の死と槙野夫婦の就職…今週の『らんまん』

江戸時代末期、土佐の裕福な商家に生まれた、後の天才植物学者・槙野万太郎(森優理斗さん→小林優仁さん→神木隆之介さん)。東京帝大植物学教室の助手として研究に没頭。理不尽な目に合うも、夢のために情熱を失わず突き進んでいく、朝ドラ『らんまん』の第21週「ノジギク」。

藤丸(前原瑞樹さん)が万太郎の元を訪ね、大学を追放された田邊(要潤さん)の事を話していた月曜日。質屋で新聞記事を目にした寿恵子(浜辺美波さん)は、慌てて長屋へ引き返し…。「田邊博士遊泳中に溺死」の記事に万太郎絶句。久々の『あさイチ』朝ドラ受けもしんみり。

田邊が亡くなって数か月後、妻の聡子(中田青渚さん)が万太郎を訪ねてきた火曜日。生前の田邊が「槙野に会うことがあったら、私の蔵書は槙野に譲る。私の植物学は終わった。この先は、槙野に」と言っていたと言付け。愛憎劇のあった二人ですが、田邊は植物学の未来を万太郎に託しました。

今だ大学外で活動する万太郎ですが、田邊の蔵書をめくりながら、植物学を広めることを改めて決意。植物採集で全国を周りたいものの、家計は火の車。そこでついに寿恵子は、高藤(伊礼彼方さん)の一件で疎遠になっていた叔母のみえ(宮澤エマさん)に会いに行くことを決意。

寿恵子がみえに頭を下げた水曜日。すえは当初こそ「よくおめおめと顔出せたもんだね」と言っていたものの、「だから言ったじゃないさ。もっと早く来なさいよ」と寿恵子を抱きしめ。

500円の借金があるという寿恵子にすえは100円を渡し、賃金の前渡しだから自分の店で仲居として働けと。見習い初日の寿恵子は、さっそく土佐の実業家・岩崎弥之助(皆川猿時さん)と出会い。

岩崎に加え、陸軍大佐の恩田(近藤公園さん)や人気芸者の菊千代(華優希さん)が集う宴に寿恵子が驚嘆した木曜日。岩崎は菊比べを提案し、一等の菊には500円で買い取ると。槙野家借金チャラのチャンス!

寿恵子が仕事を終え帰ると、万太郎は「料亭ゆうからには、いろんな客がくるがじゃろう?」とやきもち交じりに心配な様子。寿恵子は「万太郎さん、植物採集のとき、どこ泊まってるのかしら?」と逆襲。「わしが好きながは寿恵ちゃんだけじゃ」「私も万ちゃんだけ」とイチャイチャタイム。

菊比べが行われた金曜日。華麗なものや珍しい菊が次々出品される中、最後に寿恵子が出してきたのは、小さくて一見すると地味なノジギク。皆が期待外れの顔をする中、興味を示した岩崎に、日本の原種の菊であることを明かし、万太郎の言葉も借りながら滔々とプレゼンする寿恵子。

一等は菊千代の出来レースでしたが、寿恵子を気にいった岩崎は、すえに菊を300円で買い取ると告げました。帰宅すると、徳永教授(田中哲司さん)から万太郎を月給15円で助手として迎えたい旨の手紙が来ていて。借金500円-(前借100円+菊代300円)=100円。借金完済の目途が立ちました!


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