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大学への復帰と台湾派遣…今週の『らんまん』

江戸時代末期、土佐の裕福な商家に生まれた、後の天才植物学者・槙野万太郎(森優理斗さん→小林優仁さん→神木隆之介さん)。東京帝大植物学教室の助手として研究に没頭。理不尽な目に合うも、夢のために情熱を失わず突き進んでいく、朝ドラ『らんまん』の第22週「オーギョーチ」。

万太郎が徳永教授(田中哲司さん)から助手として迎えられ、7年ぶりに植物学教室に復帰した月曜日。植物学の世界は、顕微鏡を使った次の段階に入っており、万太郎に命じられたのは標本の充実のみ。複雑な表情の万太郎。

旧知の大窪(今野浩喜さん)は不機嫌そうで、「金につられて戻ってきやがってよ。お前を見てると、こっちまで悲しくなってくる。ただ尻尾振って、標本採ってくるだけの犬じゃねえか。今なら遅くない。辞めろよ」と厳しい忠告。そして「俺は切られたよ」発言。

大窪が非職となり、大学を去った火曜日。万太郎の妻・寿恵子(浜辺美波さん)は料亭「巳佐登」で大活躍。時代的には、日清戦争の講和条約により、台湾が日本に割譲された時期。台湾に派遣される学術調査団のメンバーに、万太郎が推薦されることになり。

万太郎が恩田大佐(近藤公園さん)から、台湾にはピストルを持っていくように命じられた水曜日。納得できない万太郎に徳永教授は、帝国大学という組織の人間であることを自覚するよう注意。

料亭から人力車で帰宅するまでになっていた寿恵子。万太郎の話を聞いて、ピストルではなく「日本植物志図譜」を持たせました。台湾に到着した万太郎。台湾の案内人・陳志明(朝井大智さん)に台湾語でにこやかに話しかけるも、陳は見えないところで不穏な表情。

朝井さんは『最愛』で行方不明の大学院生役を演じましたが、Wikipediaによれば「台湾で著名な清朝時代からの富豪だった台湾五大家族霧峰林家の家系」なのだとか。キャスティングの妙。

万太郎不在の十徳長屋に、成人した土佐の山元虎鉄(濱田龍臣さん)が訪ねてきた木曜日。虎鉄は万太郎の助手を希望。同じ頃、寿恵子はみえ(宮澤エマさん)と夫の笠崎(遠山俊也さん)から、当時はド田舎の渋谷が発展しそうなので、空き家を買って商売をしたらと勧められ。

台湾の万太郎は嵐の中、病に罹ったようで、案内人の陳に担がれて小屋に避難。陳はピストルがないのを確認し、『日本植物志図譜』を目にして。時は過ぎ、万太郎が無事帰宅。虎鉄との再会を果たしました。

万太郎が台湾の原住民の人たちに救われた金曜日。原住民の人たちも万太郎の「日本植物志図譜」に興味津々。陳ともすっかり打ち解け、植物学にも興味を示し。

波多野(前原滉さん)と野宮(亀田佳明さん)がついにイチョウの精虫を発見。ドイツでの屈辱が晴らされると、泣いて喜ぶ徳永教授。万太郎がまとめた台湾調査の報告書を巡っては、細田助教授(渋谷謙人さん)とトラブル。

そして、久しぶりの竹雄(志尊淳さん)と綾(佐久間由衣さん)が、二人の子供を連れて上京。残りひと月を切りました。

余談:昨日の『あさイチ』プレミアムトークのゲストは、ディーン・フジオカさん。そして、9時台のエンタメコーナーのゲストは、今話題の「新しい学校のリーダーズ」。大暴れして、爪痕を残しました。浮かれた華丸さんと、苦笑いのディーンさんが印象的でした。


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