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ドラマ日記『高杉さん家のおべんとう』(初回)

高杉温巳・ハル(小山慶一郎さん)は、ある日突然、親を亡くした中学生・久留里(平澤宏々路さん)の未成年後見人になることに。全力空回り男と、節約家でしっかり者の久留里が、弁当を通じて“家族の味”が2人の距離を縮めていく『高杉さん家のおべんとう』の初回。

独身・彼女なし、地理学研究で生計を立てるため絶賛奮闘中のハルは、ある日突然、親を亡くした中学生・久留里の未成年後見人に。それが久留里のシングルマザーで、ハルの叔母の美哉(美村里江さん)の遺言だった。

名古屋を主な舞台にする漫画原作で、中京テレビ制作の深夜ドラマ。主演は旧ジャニーズ「NEWS」の小山さん。連ドラ初主演。小山といえば、玉森裕太主演の『重要参考人探偵』にメインキャストで出てましたね。演技はまあ、素の小山さんという感じで。

子役出身で、実年齢17歳の平澤さんが中学生を演じています。原作では中1となってますが、年齢設定の違和感をなくすために、ふんわりした表現にしているのかな。平澤さんは出演作も多数ありますが、『コタツがない家』でも旧ジャニーズの作間龍斗さんと共演してましたね。

当初は久留里を引き取ることに難色を示していたハルでしたが、担当弁護士から月々一定のお金が支払われることを知らされ、大学でのポストが得られない状態で背に腹は代えられないため引き受けるという、ある種の打算スタート。

そんな中、久留里がキンピラゴボウの弁当をハルに作ってくれたことや、中学では給食がないことを知ったことから、ハルが美哉の味を思い出し、ハンバーグ弁当を久留里に作ってあげると、久留里は母の味を思い出し。ハルも家族の感覚を、少しだけ取り戻したところで終了。

美村さんは『あの子の子ども』、市川由衣さんは『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』、半海一晃さんは『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜』と、前クールから連投組。大原優乃さんと平澤さんは『ゆるキャン△』で共演歴がありますね。

中学生女子と三十代独身男の突然の二人暮らしというと、下手すると危うい雰囲気になってしまいますが、全体にゆるふわな作りにして、そこは薄めた感じです。原作の途中までしか描かないでしょうから、問題なし。平澤さんは今後ブレイクしそうですし、脇もしっかりしているので、視聴継続。

余談:5日放送のNHK『土スタ』のゲストは、ドラマ『宙わたる教室』に主演する窪田正孝さん。映画はコンスタントに出ているものの、連ドラ主演は久しぶりで新鮮。素のキャラクターもいいなあ。


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