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ドラマ日記『こっち向いてよ向井くん』(最終回)

33歳の会社員・向井悟(赤楚衛二さん)は、仕事もできるいい男なのに、気がつけば10年恋をしておらず。久しぶりに恋をしようと試みるのだが…恋愛の仕方を忘れちゃってる“恋愛迷子”男子の物語『こっち向いてよ向井くん』の最終回。

10年ぶりに恋をしようと頑張ってきた向井くん、一番近くにいた洸稀(波瑠さん)への思いに気付いてしまったけれど、関係を壊すのが怖くて気持ちを伝えられない…。

仕事でも再びタッグを組むことになった向井と洸稀。プレゼンのためにアポを取っていた仕事先の都合で、ズルズルと面会時間が引き延ばされ、二人でゲーセンに行ったりして盛り上がり。

さらに本作のモデルになっているパンサー向井さんがサプライズ登場。街頭インタビューでカップルに話を聞くという設定で、マイクを向けられた二人は、仕事のパートナーだと否定。そして洸稀は「男女が行き着く所は、結局恋愛しかないって言われてるみたいで、悲しいよね」と、本作の結末を予想させる発言。

その後、アポ先でのプレゼンに成功。その熱量のままに、洸稀に好きだと告白してしまった向井。洸稀の戸惑う姿に耐え切れず、慌てて立ち去りますが、諦めきれず常連の店「パイレオ」へ。やはり待っていた洸稀。

向井はあらためて「一日の終わりには坂井戸さんと話がしたい。坂井戸さんと過ごす時間が好きなんだ。俺は、坂井戸さんと向き合いたい」と直球告白。

洸稀も「向井くんと別れてこのまま会えなくなるのは嫌だなと思った。私も向井くんと過ごす時間が好きだし、なんか素の自分でいられるみたいだし」との返事。明確なカップル成立とはなりませんでしたが、余白の残る本作らしい、軟着陸エンドでした。

余談:『義母と娘のブルースFINAL2024年謹賀新年スペシャル』が2024年1月2日に放送決定。綾瀬はるかさんと脚本家・森下佳子さんの名コンビによる傑作の一つ。

私が笑ったら自分が笑った気になるってさ、私が傷つけられたら自分のことみたいに怒るってさ、自分が欲しかったもの全部あげたいってさ、そういうの、そういうのね、世間では愛っていうんだよ

綾瀬さんがブレイクするきっかけとなったドラマ版『世界の中心で、愛をさけぶ』のオーディションでは、綾瀬さんが震えていたと語った森下さん。運命の「出会い」でしたね。森下さんの秋ドラマ『大奥2』を見ながら、『ぎぼむす』FINALを待ちましょう。


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