ドラマ日記『ちむどんどん』(初回)

復帰前の沖縄「やんばる地方」で、4人兄妹の次女として生まれ育ち、復帰とともに、東京で働き始めるヒロイン・比嘉暢子(稲垣来泉さん→黒島結菜さん)が、家族の絆に励まされながら、やがて沖縄料理の店を開くことになる朝ドラ『ちむどんどん』の初回。

1964年、まだアメリカ統治下だった沖縄。明るい母(仲間由紀恵さん)と優しい父(大森南朋さん)、そして兄妹たちに囲まれのびのびと暮らす小学生の暢子(稲垣来泉さん)は、美味しいものが大好き。ある日、村に東京からの転校生・青柳和彦(田中奏生さん)がやってきた。

初週サブタイトル「シークワーサーの少女」ということで、黒島さんがシークワーサーを枝からもぎ取り食べるシーンからスタート。時代は1971年でした。直後に1964年に巻き戻り、同じ構図でまだ身長が実に届かない稲垣さんという演出。

歴史を整理するならば、1969年に日米で「核抜き、本土並み、72年返還」が合意。1970年、コザ暴動。1971年、沖縄返還協定調印。1972年、日本へ復帰。初回では出てきませんでしたが、第2話ではすでに沖縄大空襲が触れられるなど、社会性あるメッセージが秘められた作品のようです。

OP映像は『なつぞら』以来となる全編フルCGアニメ。手掛けたのは『ひよっこ』も担当したアニメ監督の森江康太さん。ナレーションがジョン・カビラさんということもあり、爽やかなFM色。メインキャストが美形ばかりということもあり、泥臭さというか土着さは薄目。

東京から転校してきた「やまとんちゅう」の和彦は、沖縄が不服らしく不貞腐れた様子。この感じでピンと来た人いるでしょう。そう、『BG〜身辺警護人〜』で木村拓哉さんの息子を演じた、あの少年です。彼が大人になると、宮沢氷魚さんになるそうです。『青のSP』でも熱演してたなあ。

朝ドラの初週はちょっとかったるいので、ちょっと脇道しながら慣らし運転してついて行きたいと思います。



この記事が参加している募集

#テレビドラマ感想文

21,558件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?