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変わりゆく植物学教室と園子誕生…今週の『らんまん』

江戸時代末期、土佐の裕福な商家に生まれた、後の天才植物学者・槙野万太郎(森優理斗さん→小林優仁さん→神木隆之介さん)。東京帝大植物学教室の助手として研究に没頭。理不尽な目に合うも、夢のために情熱を失わず突き進んでいく、朝ドラ『らんまん』の第16週「コオロギラン」。

英国留学中の伊藤孝光(落合モトキさん)の論文発表により、田邊教授(要潤さん)による戸隠草の命名ができなくなった月曜日。そんな研究者同士の争いに異を唱える藤丸(前原瑞樹さん)に、徳永助教授(田中哲司さん)は「ここはそういう場だ。一人ひとりが自分と戦う戦場なんだ」と。

落ち込んだ様子の夫を心配する妻の聡子(中田青渚さん)に、田邊は「私は、おまえの静けさを愛しているんだ」と悲哀が。藤丸の言葉を気にしながら帰宅した万太郎は、床に臥せっている寿恵子(浜辺美波さん)を見つけ。

つわりで何も食べられない寿恵子に、万太郎を訪ねてきた藤丸が揚げ芋を作ってあげた火曜日。義理の姉に作った経験があるということで、寿恵子が試しに食べてみると、美味しくて完食。

「よかった。俺にできること一つくらいあって」と少し明るさを取り戻した藤丸でしたが、住人らの井戸端での飲み会が始まると、大学を辞めたいと言い出し。ゆう(山谷花純さん)らが助言を与えるも、「これ以上あそこにいたら、息の仕方も分かんなくなりそうで。万さん、助けてよ」と悲痛。

万太郎が得意の植物への譬えで、藤丸の優しさを「特性」と表現した水曜日。その特性に合った場所を探せばいいと。心が軽くなった藤丸は、退学ではなく休学の道を選びました。

藤丸の手伝いもあって、万太郎が『日本植物志図譜 第二集』を無事刊行。植物学教室にそれを届けに来た万太郎に、波多野(前原滉さん)は「たとえ大学へ戻らなくても、友達だって伝えて」と寂しそう。

万太郎が藤丸と植物採集の旅に出た木曜日。『日本植物志図譜 第二集』が届いた博物館では、万太郎が敬愛する野田先生(田辺誠一さん)と里中先生(いとうせいこうさん)が感激の涙。

同じ頃、植物学教室の画工の野宮(亀田佳明さん)は、田邊に呼び出され、今後は万太郎の水準の植物画を描けと無理難題。出来なければクビだと。困った野宮は波多野に相談。二人はタッグを組むことになりました。ますます孤立する田邊。

植物採集の旅の途中の万太郎が、内職に励む寿恵子に生まれてくる子供の名前を考える手紙を送り続けた金曜日。寿恵子の出産直前に万太郎も帰宅。生まれてきた娘は、「園子」と名付けられました。

余談:現在、NHKプラスで配信中の『ドキュメント72時間 選「東京湾 真夏の海釣り公園」』&『ドキュメント72時間 初夏の木曽路をゆくはどちらも面白かったです。


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