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「女性法曹」頓挫と召集令状…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第8週「女冥利に尽きる?」。

「女冥利に尽きる」とは「女に生まれた甲斐があること。女に生まれたことの幸せ」の意味(コトバンクから引用)。

優三(仲野太賀さん)と結婚したことで、寅子に仕事の依頼が続いた月曜日。今だ指一本触れていない優三でしたが、意気込む寅子に「決めつけて突っ走ると、思わぬヘマをするから」と冷静なアドバイス。

そんな中、子供の親権を巡って義父母と争う両国満智(岡本玲さん)の弁護を引き受け、原告の請求棄却に持ち込んだ寅子でしたが、実は満智には裏の顔があり…「自分は正しい」と思い込んでしまう罠。新婚の寅子には吉野弘さんの「祝婚歌」を贈ろう。

完璧をめざさないほうがいい。完璧なんて不自然なことだと、うそぶいているほうがいい。互いに非難することがあっても、非難できる資格が自分にあったかどうか、あとで疑わしくなるほうがいい。正しいことを言うときは、少しひかえめにするほうがいい。正しいことを言うときは、相手を傷つけやすいものだと、気づいているほうがいい。

落ち込んだ寅子を「全てが正しい人間はいないから」と優三が慰めた火曜日。尾野真千子さんが語る「人が恋に落ちるのは突然です」からの、布団ゴロゴロで寅子妊娠。

周囲に「満点」を求められる久保田先輩(小林涼子さん)が、弁護士を辞めて東京を離れようとしていることを知った寅子。女性弁護士は「もう私しかいない」と仕事を抱え込んでしまい…。

1943年(昭和18年)、寅子の兄・直道(上川周作さん)と轟(戸塚純貴さん)に召集令状が届いた水曜日。直道は周囲の咎める声を無視して、妻・花江と全力ハグ。花江は「絶対帰ってきてね」と、よね(土居志央梨さん)は「死ぬなよ、轟」と声をかけ。また会おう!「俺たちの轟」。

恩師・恩人である穂高教授(小林薫さん)から明律大学での講演を依頼された寅子でしたが、過労のためか当日に倒れてしまい。妊娠を知った穂高は、今は出産や育児を優先すべきと諭しますが、寅子は反発。

穂高が雲野(塚地武雅さん)に、寅子が倒れたこと&妊娠を知らせたことで、事務所を辞めざる得なくなった木曜日。無縁さと同時に、唯一活動している女性弁護士としてのプレッシャーから解放される安堵もあり。それを見逃さなかったよねは、寅子に厳しい言葉を浴びせ、二人は決裂。

弁護士の資格がある以上、子育てが一段落してからの復帰を提案してくれる穂高と雲野でしたが、今の寅子には響かず。出産シーンなしで、娘・優未が誕生。

大学の後輩の小泉(福室莉音さん)が、寅子を訪ねてきた金曜日。女子部が閉鎖され、なおかつ今年は高等試験も行われないため、寅子たちが築いてきた女性法曹の道は一旦途絶えることに。

そんな中、ついに優三に召集令状が届き。束の間の二人の時間、これまでのことを謝罪する寅子に、「はて?」と優三。出征の日、笑顔のない寅子に、変顔で笑わせようとする優三。そんな夫を、追って変顔返しで見送った寅子。直道、轟、優三…生還できるのは一体…。

31日の『あさイチ』プレミアムトークのゲストは岡部たかしさん。次週予告の映像を考え合わせると、岡部さんは退場となるのでしょう。仲野さんはまだ大丈夫なのか、それとも25日の『土スタ』生放送が餞となるのか。主演する夏ドラマ『新宿野戦病院』の撮影も始まるでしょうからね…。

余談:新たなネットカフェ店を求めて、某駅から徒歩で住宅街を抜けました。マッチ箱程度の建売住宅が4280万円。最寄り駅まで5分と、福岡都心部への通勤時間を考えると妥当かなと。

一方で、建築家に依頼したであろう、凝ったデザインのゴージャスな家もあり。これは億はいくなと推定し、サラリーマンでは手が届かないので、役員か経営者クラスだろうなと、車の趣味も含めて、住んでいる人を想像するのが楽しい。

『3月のライオン』最新刊を呼んだ後、『マタギガンナー』という作品を手に取ったら、これが当たり。元マタギ+eスポーツという設定がいい。4巻まで読み進みました。


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