ドラマ日記『ハヤブサ消防団』(第2話)&『この素晴らしき世界』(初回)ほか
スランプ気味の作家・三馬太郎(中村倫也さん)が亡き父の故郷、山間の“ハヤブサ地区”に移住。地元の消防団に加入したのを機に、太郎は連続放火騒動に巻き込まれる戦慄のホラーミステリー『ハヤブサ消防団』の第2話「町の噂」。
山間の集落“ハヤブサ地区”で暮らし始めたミステリ作家・三馬太郎は、ハヤブサ地区を襲った連続放火事件の犯人が、亡くなった山原浩喜(一ノ瀬ワタルさん)だという噂が出回っていることを知り、違和感を覚える。
本作が放送されているテレビ朝日に『人生の楽園』というドキュメンタリー番組があります。人生の黄昏時を迎えた夫婦などが、田舎で第二の人生にチャレンジするといったテイストで、基本的に田舎を良いところとして描いています。
むろん、田舎にも良いところはありますが、悪いところもあり。第2話で描かれた他人の噂話好き&スピードの速さや、町内の決まりごとの多さ、閉鎖性や因習などなど。今期ドラマ『ばらかもん』における、田舎の人=良い人的な作品とは対照的な、リアルな描写だなと。
前回はセリフなしだった立木彩役の川口春奈さんが本格登場。町おこしのためのドラマ制作という企画で、太郎と接点が生まれました。消防操法大会のエピソードでは、早くも恋の予感⁉花言葉「危険、警戒」を意味するシャクナゲを太郎のポストに入れたのは彩なのか?キーマンでもありそうです。
小説家が探偵役に回るというのもミステリーの一つの定番。噂話の出元を、様々な情報と当事者への確認から割り出した太郎。「ルミナスソーラー」営業の真鍋明光(古川雄大さん)に問い質しますが、とぼける真鍋。
ますます面白くなってきたのに、7月27日は『世界水泳福岡2023』放送のため、次回は8月3日。前回の『世界水泳福岡2001』は、開会式を会場で見ていました。イアン・ソープが活躍していた頃で、大会テーマ曲は、B'zの「ultra soul」。
普段はスーパーマーケットでパートをしている主婦・浜岡妙子(若村麻由美さん)が、ある日を境に大女優・若菜絹代(若村さん)としてなりすまし生活を送る姿をコミカルに描く“なりすましコメディー”『この素晴らしき世界』の初回。
浜岡妙子は、印刷会社に勤務する夫の陽一(マキタスポーツさん)、社会人一年目の息子あきら(中川大輔さん)と暮らす主婦。『ラビットマート』でパートとして働く妙子は、同じくパートの真由美(猫背椿さん)と夫や息子の愚痴を言い合いながら毎日を過ごしていた。
熟年離婚をぼんやり考えていた妙子。真由美からそのためには300万円は必要と言われ。ちょうどそんな時、芸能プロダクションの西條隼人(時任勇気さん)から、失踪した若菜絹代にそっくりなので、代役で謝罪会見に出席して欲しいと依頼され。報酬は300万円…お金に目が眩んだ妙子(笑)。
引き受けてからの特訓は、主婦によるある種のシンデレラストーリー。ジムやエステ通いし、メイクも完璧。夫である水田夏雄(沢村一樹さん)と臨んだ謝罪会見では、涙を流し、会見は大成功。これにてお役御免かと思われましたが、若菜が倒れて病院に緊急搬送されたとの情報が入り…エンド。
鈴木京香さんの代役として主演を務める若村さん。硬軟自在に主婦と大女優を演じ分け、コメディエンヌとしても優秀。芸能プロダクション副社長役の西村まさ彦さんなど、共演者もいい味わい。まずまず面白かったです。
愛人・日村繭美(深川麻衣さん)、主婦・神野由香里(前田敦子さん)、刑事・熊沢理子(石井杏奈さん)。次々と明らかになる、彼女たちの秘密と裏の顔。ほころびていく完璧な犯罪と、事件の真相。“普通の幸せ”への渇望が、彼女たちを狂わせるスリリングサスペンス『彼女たちの犯罪』の初回。
大手アパレル企業の広報を担当する繭美(深川麻衣さん)は、センスも良く仕事も優秀で、充実した生活を送っている32歳。現在は恋人がいない。そんなある日、撮影スタジオで怪我をしてしまった繭美。病院で目を覚ますと、医師の神野智明(毎熊克哉さん)に声をかけられる。
大学時代の先輩&後輩だった智明と繭美。智明から大学時代に一度口説かれそうになるも、やんわり断った繭美でしが、今度は落ちてしまい。しかし、実は智明は由香里のレス夫でした。
そんな中、由香里が失踪。事情を聴きに来たのが理子と、ここでも接点が生まれます。その後、由香里の可能性がある遺体発見のニュースに触れた繭美と理子、そしてホテルの部屋でそれを見ていた由香里。
やがてその部屋に現れた繭美と理子。3人はシャンパンで乾杯。つまり遺体は替え玉というわけですね。妻・由香里と愛人・繭美が仲間ということは、智明という共通の敵で手を結んだのか。刑事の理子がなぜ犯罪に手を染めたのか…なかなか面白いドラマが始まりました。
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