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ドラマ日記『警視庁アウトサイダー』&『来世ちゃん3』&『それ婚』

元マル暴オヤジ刑事・架川(西島秀俊さん)が、秘密をひた隠すエース刑事・蓮見(濱田岳さん)&やる気なし新米刑事・水木(上白石萌歌さん)と、トリオで巨悪に立ち向かう超異色刑事ドラマ『警視庁アウトサイダー』の初回。

警視庁の<マル暴>から、桜町中央署の刑事課に、突如飛ばされてきた任侠ファッションの男・架川は、課のエース・蓮見とバディを組むことに。赴任した矢先、大学教授宅で家政婦(室井滋さん)が殺害される事件が発生。

刑事ドラマが多いテレビ朝日でスタートした本作。どんなテイストで来るかと思いきいや、『時効警察』ほどではないにしろ、コメディータッチで見やすい演出(ちょっと滑ってますが)。しかし、実はシリアスな展開もありますよ、という伏線もまぶした初回。

西島さんというと『ストリベリーナイト』の菊田や『MOZU』の倉木など、刑事ドラマはシリアス系の印象が強いですが、今回はコメディ+シリアス担当。スマホの着信音が藤田まことさんの『はぐれ刑事純情派』の曲なのは、パロではなく、西島さんのデビュー作でもあり、藤田さんへのリスペクト。

早速判明した蓮見の謎。それは、元警察官寮で、現在は与党の衆議院議員で若手ホープの小山内(斎藤工さん)とどう関与してくるのか、その辺りがキモですかね。そうそう、水木の母役で石田ひかりさんが出演。現在、朝ドラ『ひらり』を見ているので、「おっ!」と思いました。

恋に、人生に、そして性に悩める全ての人たちへお届けする、赤裸々なのにどこか優しく哀しい、令和のエロラブコメディ『来世ではちゃんとします3』の初回。

5人のセフレと関係を持っていた性依存系女子の大森桃江(内田理央さんは、会社の同僚・松田(小関裕太さん)と、3ヶ月付き合ってから一線を越えようと約束し、健全な交際をしていた。しかし、3ヶ月を過ぎても何も起こらないことに桃江の性欲は爆発寸前!

桃江は欲求不満の中、過去のセフレたちのことを思い出す回想シーン。最初は皆優しく、丁寧な扱いなのに、一度セックスしてしまうと雑になり、一月もすると飽きられがちだったという、あるある。

一方の松田もいわゆる“ヤリチン”男で、セフレ多数ながら、一度セックスしてしまうと飽きてしまうという自覚があり、それが桃江に手を出さない理由になっている模様。

そんな中、松田がかつて本気で好きだった元カノ・華(筧美和子さん)が帰国。松田に何度も連絡してきて…で初回はエンド。新キャラで、特殊な性癖のエログロ漫画家・リンゴちゃん役で小西桜子さんが第2話から登場。推し女優の一人なので楽しみです。

主人公のチュー子(鈴木ゆうかさん)らネズミ家族の視点で、結婚式に臨むワケありカップルたちの様々な人間模様や、結婚式までのリアルな道のりを描く新感覚ウェディングドラマ『それでも結婚したいと、ヤツらが言った。(それ婚)』の初回。

結婚式場「ウェディングヒルズ大黒」。そこには、永遠の愛を誓うカップルたちを神様(大黒天)と一緒に見送ってきたネズミの一家が暮らしていた。しかし、このままだと式場が売りに出される話が立ち上がる。何とかすべく、長女のチュー子(鈴木ゆうかさん)を筆頭に、結婚式のお手伝いをすることに。

大黒天の力で、新人ウエディングプランナー・篠原天音に乗り移ったチュー子。最初に担当したのは由美(筧美和子さん)と隆文(前原滉さん)のカップルながら、隆文は何かを隠しているようで…。セオリ通り、初回ゲストに実力派を持ってきましたね。

正直、あまり期待していなかった作品ですが、そこそこ面白く見れました。大黒天の声は『作りたい女と食べたい女』にも出ていた、声が特徴的な中野周平(蛙亭)さん。父親役に『絶メシロード』シリーズの濱津隆之さん、妹役に『あまちゃん』『マッサン』の優希美青さんと何気に豪華。

TVerで見ているのですが、途中で入るCMが鈴木さん出演の「ベルクラシック」のもので。思いっきり結婚式場とタイアップしたドラマなのでしょうが、本編との境目が紛らわしい(笑)。

余談:木村拓哉さんが仕掛人となった『モニタリング』が最高に面白かったので、ジャニーズファーン以外も是非。『silent』の目黒蓮さんや川口春奈さんも出演しています。


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