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俳優ノート『賀来賢人さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』に出演する賀来賢人さん。妻は女優の 榮倉奈々さん、叔母は賀来千香子さん。

福山雅治さんから吉沢亮さんまで、イケメン俳優の宝庫・アミューズ所属の賀来さんですが、同年代の佐藤健さん(現在は独立)や故・三浦春馬さんに比べると、『今日から俺は!!』(2018年)の大ブレイクまでにやや時間がかかった印象。

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若手俳優の定番で『太陽と海の教室』(2008年)『Q10』(2010年)『アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜』(2011年)と学園ドラマを重ね、最初に注目を集めたのは朝ドラ『花子とアン』(2014年)。主人公(吉高由里子さん)の兄で、後に憲兵になる吉太郎役を好演。凛々しかった。

「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子(吉高さん)の明治・大正・昭和にわたる、波乱万丈の半生記。山梨の貧しい家に生まれ、東京の女学校で英語を学び、故郷での教師生活を経て翻訳家の道へ進んだ花子は、震災や戦争を乗り越え、子供達に夢と希望を送り届けていく。

『花子とアン』や『Nのために』(2014年)でも共演した、窪田正孝さん主演の『4号警備』(2017年)では、窪田さん演じる主人公・朝比奈の恋人を殺害したストーカー殺人犯を怪演。『99.9-刑事専門弁護士- 』シリーズで知られる、宇田学さん脚本の傑作。

警備会社の警備員・朝比奈は、ある日「4号警備」の任務を命じられる。元警察官で軽いノリの若者である朝比奈の相棒に指名されたのは、かつては会社社長だった石丸(北村一輝さん)という冴えない中年男性。朝比奈と石丸は対立しながらも、さまざまな事情を抱えた人々の身辺警護に挑む。

福田雄一監督との出会いにより、“二枚目コメディ俳優”という独自の地位を固めた賀来さんですが、最後も正統派系の映画『ちはやふる -結び-』(2018年)を挙げておきましょう。周防名人を演じましたが、袴姿が最高です。

瑞沢高校競技かるた部の創部から高校1年の夏の全国大会までを描いた<上の句><下の句>に続く実写映画「ちはやふる」の第3部<結び>。あれから二年―、かるたから離れていた新(新田真剣佑さん)だったが、自分も高校でかるた部を作って、全国大会で千早(広瀬すずさん)と戦うことを決意する。




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