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初めての共同作業…今週の『カムカムエヴリバディ』

3人のヒロイン(上白石萌音さん・深津絵里さん・川栄李奈さん)が織りなす、ラジオ英語講座と共に歩んだ家族100年の物語、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の第16週「1983」。

ひなた(川栄さん)が、映画村のミスコンに目標を定めた月曜日。当初は母るい(深津さん)に反対されますが、なんとか出場できることに。一子(市川実日子さん)に所作を習うなど地道な努力。これが後に、騒動を引き起こす伏線に。ミスコン書類審査は突破。

映画村のミスコン本選が描かれた火曜日。演技審査で、ひなたの相手役となったのは、店にやってきた無愛想な男(本郷奏多さん)。台本無視で思わず切りつけ、会場を沸かせたひなたは“恐ろしい子”。

後日、店にやってきた伴虚無蔵(松重豊さん)の回転饅頭の注文の仕方が、無愛想な男と同じ一本指立て。大部屋俳優の師匠といったところか。最初は天海祐希さん的な、サプライズのチョイ役かと思いましたが、脚本家・藤本有紀さんの『ちりとてちん』の人ですから、そんなわけないですね。

「無愛想な男」が「五十嵐」と判明した水曜日。虚無蔵から、映画村で「時代劇が滅びるのを救って欲しい」という謎バイトを誘われたひなた。一度は断ったものの、五十嵐への対抗心から引き受けることに。撮影現場も見せてもらえるなど、ひなたにとってパラダイス!?

徳重聡さんが、劇中の時代劇『破天荒将軍』俳優としてサプライズ出演した木曜日。美咲すみれ役の安達祐実さんも本格登場。大女優風で、映画村ショーへの出演をゴネた上で、「すみれのお願い、聞いてくれるかしら?」とあざと可愛い。下積みの五十嵐をバカにするひなた、感じ悪いなあ。

すみれが大根芝居を見せた金曜日。ひなたが、劇中のすみれの茶道の作法に注文を付けたため、撮影中断。割って入った五十嵐とひなたによる、かつてのすみれ出演時代劇が再現。オーディションは別にして、初めての自発的な共同作業でした。

当初は、無愛想で感じの悪い男と五十嵐を見ていたひなたでしたが、子供の頃から時代劇を見ていた五十嵐に対して、ちょっとだけ同志感。さて、これが愛に変わっていくのかな。


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