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朝ドラ『虎に翼』ノート

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朝ドラ『虎に翼』及び出演者についての日記をまとめました。
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2024年7月の記事一覧

主従から友へ~今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第17週「女の情に蛇が住む?」。 「女の情に蛇が住む」とは「女の情愛は執念深い事の例え」(ことわざ選集から引用)。「安珍・清姫伝説」みたいなことでしょうか。 星航一(岡田将生さん)の馴染みの喫茶店で、寅子が女子部時代の涼子(桜井ユキさん)と玉(羽瀬川なぎさん)に再

「向き合う」ということ…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第16週「女やもめに花が咲く?」。 「(男やもめに蛆がわき)女やもめに花が咲く」とは「妻を失った男の身の回りは、家事に手が回らず不潔になるが、それに比べて女やもめは、夫のめんどうを見なくてもよく、その分だけ身奇麗になり、周りの男も放っておかないからうわさも立って華や

有頂天からの家族離反と桂場の慧眼…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第15週「女房は山の神百石の位?」。 「女房は山の神百石の位」とは「女房はきわめて大切なものである」というたとえ(ことわざ辞典から引用)。 寅子が米国の裁判所視察から帰国した月曜日。人間とはえてして調子に乗る生き物で、戦前の不遇時代の反動ということもあるのでしょう

恩讐の穂高逝く…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第14週「女房百日 馬二十日?」。 「女房百日 馬二十日」とは「どんなものも、はじめのうちは珍しがられるが、すぐに飽きられてしまうというたとえ。妻は百日、馬は二十日もすれば飽きてしまう』との意から(ことわざ辞典から引用)。 茨田りつ子(菊地凛子さん)の一言で、寅子