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ドラマ日記

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日々、視聴している連続ドラマの感想を集めています。
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2022年6月の記事一覧

先に読む!?夏ドラマの「原作マンガ」

連ドラはおおまかにいえば、オリジナル・原作付き・リメイクなどがありますが、相変わらず多いのがマンガの実写化作品。放送前に原作は読まない派もいるでしょうが、事前にチェックして、どう改変されるかを楽しむという手もあります。2022年7月期作品から挙げてみます(敬称略)。 ◆『消しゴムをくれた女子を好きになった。』(深夜0時59分、日テレ) 出演者:大橋和也、福地桃子、藤原丈一郎、小島健 原作:FUKUDA(w)、志賀渡 脚本:片岡翔 中学2年生の時、消しゴムを半分に割って福田

新ドラマ『名建築で昼食を 大阪編』『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』

4月9日にリニューアル・オープンした国立西洋美術館。モダニズム建築の巨匠といわれる、フランスのル・コルビュジエの設計(本館)で、世界文化遺産に登録されています。新館は彼の弟子であった前川國男さんの設計。 再開発ラッシュの東京ではありますが、まだまだ歴史ある名建築は残されていて、例えば東京都庭園美術館の本館は旧朝香宮邸で、1933年に竣工。また、日本で初めて開催されたサミットの会場となったのが迎賓館赤坂離宮。1909年の竣工で、現在は国宝に指定されています。 そんな建築巡り

ドラマ日記『鎌倉殿の13人』(第25話)&『オールドルーキー』(初回)

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)に学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第25話「天が望んだ男」。 源頼家(金子大地さん)に長男・一幡が誕生。比企能員(佐藤二朗さん)は鎌倉殿の継承に心を躍らせ、比企の台頭を危惧するりく(宮沢りえさん)は北条時政(坂東彌十郎さん)をたきつける。 ここまでW主演のようだった大泉さん演じる頼朝が死去した回。自分が死ぬ悪夢を連日見る頼朝は、全

お嬢様ドラマを振り返る

先日、佐賀大学の「お嬢様部」の清掃活動がニュースとなり、ネットのトレンドにも上がっていました。同部は「お嬢様」と言われるような人々の言葉や行動を真似て楽しむサークルだそうです。コスプレにも通じる“なりきり”文化なのかな。 『THE TIME,』によれば「お嬢様部」は國学院大、東京藝術大、東京理科大、日本大、法政大、熊本大、宮崎大、大阪大、京都大、立教大、関西学院大、岐阜大、愛知大、高崎経済大などのほか、中学や高校にもあるそうです。 せっかくなので、お嬢様が登場するドラマを

ドラマ日記『あまちゃん』特別編ほか

朝ドラ『あまちゃん』(2013年)は、もう何周かしているほど好きな作品ですが、ドラマ放送終了後の『紅白歌合戦』で繰り広げられた特別編をまた見たくなり。 NHKオンデマンドにあるのは知っていましたが、u-nextの無料トライアルでポイントを利用して視聴することに。この特別編についてまず振り返ってみましょう。 アキ(能年玲奈さん)含む"GMTスペシャルユニット feat.アメ横女学園"が「暦の上ではディセンバー」をまず歌います。能年さんの横で、後にブレイクする松岡茉優さんや足

note記事に関するルーティーン

手違いで連続投稿は途切れてしまいましたが、2020年の9月以来ほぼ毎日noteに記事をアップしています。複数投稿することもありましたが、最近はちょっと無理なので1日1本ペース。 時間に余裕がある時に、まとめて下書き記事をストックするタイプで、この記事を書いている段階で18本あります。昨日書いたのが4本。 ドラマに関することが中心のため、ドラマに関するネット記事は毎日チェック。新ドラマ情報や追加キャストなど、別のサイトでも使用するため軽くメモしておきます。 ドラマ以外のネ

新ドラマ『個人差あります』&『ばかやろうのキス』&『ロマンス暴風域』他

乳がんというと女性の病気のように思われますが、稀に男性にも発症し、その割合は1%未満で年に約500人ほど。50代以上がほとんどのようですが、まさかという感じでしょうね。 一方、肥満ではない思春期の男性の胸が、一時的に膨れることがあります。女性化乳房というらしいですが、ホルモンバランスが崩れた時などになるそうですが、自然に治っていくようです。そういえば自分も…。 夫が女性になっていく(=異性化)夫婦を描いたラブストーリー『個人差あります』が8月6日からスタート。白洲迅さんが

ドラマ日記『鎌倉殿の13人』(第24話)

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)に学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第24話「変わらぬ人」。 源範頼(迫田孝也さん)と大姫(南沙良さん)の死が描かれた回。曽我事件で、頼朝の生死の情報が錯綜する中、範頼の取った振る舞いが大江広元(栗原英雄さん)により咎められ、範頼は修善寺に幽閉されることに。 一方、許嫁だった生前の源義高(市川染五郎さん)を知る巴御前(秋元才加さん)

2022年夏の恋愛ドラマ

2022年4月期の春ドラマでは、正統派からラブコメ、微かに恋愛要素が含まれる作品まで合わせると、恋愛ドラマは17作品ほどと多めでしたが、7月期夏ドラマではざっと9作品。 まずは『消しゴムをくれた女子を好きになった。』(月曜深夜0時59分、日本テレビ)。ジャニーズ枠ということもあり、対象は十代なのでしょうが、懐かしさ半分、ファンタジー半分で見たいと思います。 中学2年生の時、消しゴムを半分に割って福田悠(大橋和也さん)にくれたさとみ(福地桃子さん)。一瞬にしてさとみに心奪わ

新ドラマ『ちょこっと京都に住んでみた。』&『パパとムスメの7日間』他

連ドラの舞台というと、制作するキー局が首都にあるということもあって、東京が圧倒的に多いですし、ロケ地も関東エリアが多い傾向。例えば、先日最終回を迎えた『マイファミリー』のロケ地は、神奈川・東京・千葉・栃木辺りだったようです。 むろん、朝ドラのように地方が舞台となる作品もあり。京都の場合、刑事ドラマや時代劇が多い印象ですが、それ以外にも『五つ星ツーリスト』『ミヤコが京都にやって来た!』『京阪沿線物語〜古民家民泊きずな屋へようこそ』なんて作品がありました。 そんな京都を舞台に

新ドラマ『イケメン共よ メシを喰え』&『運命警察』&『赤いナースコール』他

“オタク”という言葉に否定的なニュアンスがあった1980年代から1990年代。様々な変遷を経て、現在ではオタクを自称する人も増え。むしろそこにはちょっと自己肯定感があり。社会全体としても広く許容される文化になったように思います。 ドラマの中で、オタクがプラスに描かれ始めた作品としては『電車男』(2005年)が挙げられるでしょう。近年はオタク女子が主人公の『海月姫』(2018年)、『トクサツガガガ』『だから私は推しました』(2019年)、『鉄オタ道子、2万キロ』(2022年)

ドラマ日記『鎌倉殿の13人』(第23話)&『マイファミリー』(最終回)

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)に学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第23話「狩りと獲物」。 日本三大仇討ちの1つである「曾我兄弟の仇討ち」。三谷幸喜さんの脚本は捻りが効いて見事。まさか頼朝の女好きが、身を助けるとは(笑)。来週は弟・範頼(迫田孝也さん)に死亡フラグ。しんどい展開が続きますが、毎回面白い。 金子さんと金剛(のちの北条泰時)役の坂口健太郎さんが初登場

ドラマ日記『未来への10カウント』(最終回)&『安住紳一郎の日曜天国』

生きる希望を失った、元高校ボクシング4冠の桐沢祥吾(木村拓哉さん)が、高校ボクシング部のコーチに就任したことで、徐々に熱を取り戻す、青春スポーツ・エンターテイメント『未来への10カウント』の最終回。 桐沢に告白したことを、酔っぱらって忘れたふりをする折原。妹の楓(滝沢カレンさん)との会話の中で「教員同士が結婚した場合、どちらかが辞める規則」というのを耳にした息子の圭太は、こっそり高校に出向き、校長(内田有紀さん)らに直談判。さすが『コタローは1人暮らし』の名子役。 最終回

新ドラマ『オクト―』&『遺留捜査』&『みなと商事コインランドリー』

日本における大学への進学率は、女子50.7%、男子56.6%(2019年時点)とまだ差があるものの、一昔前からすると隔世の感。とはいえ、これが職業となるとまた別の話で、例えば警察における女性警察官の割合は10・6%(2021年時点)。まだまだ男性社会。ちなみにワースト1位は福岡。 ドラマにおける女性警察官(刑事)を調べたところ、1977年に女性刑事が主人公の『事件(秘)お料理法』という連ドラがありました。案外早いものですね。天海祐希さん、篠原涼子さん、柴咲コウさん、戸田恵梨