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ドラマ日記

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日々、視聴している連続ドラマの感想を集めています。
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2022年2月の記事一覧

新ドラマ『しろめし修行僧』&『クロステイル』&『嫌われ監察官 音無一六』

お坊さん(僧侶)が主人公の映像作品というと、映画なら時代劇で『日蓮』(1979年)や『空海』(1984年)など、現代劇なら『ファンシイダンス』(1989年)とか。 現代劇のドラマにもお坊さんは登場しますが、主人公となると吉沢亮さんの『ぶっせん』、山下智久さんの『5→9〜私に恋したお坊さん〜』、伊藤英明さんの『病室で念仏を唱えないでください』などがあります。 そんなお坊さんドラマが、4月期のテレビ東京の看板枠「ドラマ24」に登場。主演はハナコの岡部大さんで、脚本は『フルーツ

新ドラマ『寂しい丘で狩りをする』&『復讐の未亡人』&『汝の名』ほか

復讐系のドラマというのも結構あって。『必殺仕事人』シリーズは時代劇ですが、『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐』とか、『ウロボロス~この愛こそ、正義。~』とか。『半沢直樹』も“倍返し”や父親(笑福亭鶴瓶さん)の件など、復讐要素もありますね。 もちろん、女性が復讐するパターンもあって、上野樹里さんの『アリスの棘』や、山口紗弥加さんの『ブラックスキャンダル』。最近ですと、萩原みのりさんの『RISKY』とか。 そんな女性が主人公の復讐ドラマ3作品が、テレビ東京で放送決定。まずは

ドラマ日記『鎌倉殿の13人』&『ミステリと言う勿れ』&『恋せぬふたり』

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第7話。 再起を図る頼朝は、有力豪族を味方に付けようと、千葉常胤(岡本信人さん)の元へ、安達盛長(野添義弘さん)を、上総広常(佐藤浩市さん)の元へ、和田義盛(横田栄司さん)と北条義時(小栗旬さん)を送り込む。 「この戦、俺がついたほうが勝ちだ」と言い放ち、平家方と源氏方を天秤にかけ様子を伺

新ドラマ『持続可能な恋ですか?』&『悪女』ほか

TBS火曜ドラマ枠は、2016年の『ダメな私に恋してください』以来、漫画原作×大人のラブコメ路線で、『逃げるは恥だが役に立つ』『初めて恋をした日に読む話』『恋はつづくよどこまでも』などのヒット作を連発してきました。 最近は原作のないオリジナル作も増えていますが、視聴率的には結果が出ない作品が続いています。『着飾る恋には理由があって』が平均8.0%、『プロミス・シンデレラ』が7.9%、現在放送中の『ファイトソング』の最新話が6.5%といった具合。 そんな中、久しぶりに期待で

ドラマ日記『liar』&『パティシエさんとお嬢さん』(初回)

新社会人の美紗緒(見上愛)が、先輩・一哉(佐藤大樹)とふとしたキッカケで体を重ねるようになるも、市川には結婚を前提にした裕子(川島海荷さん)がいたラブストーリー『liar』の初回。カラフルなペンキぶっかけOPがなかなか斬新。 商社勤務のOL美紗緒と、同じ部署で働く一哉。やがて2人は身体を重ねるようになる。 ところが、市川には裕子という、結婚を前提に交際している女性がいた。美紗緒は混乱しながらも、市川と“禁断の恋”を続けてしまう。 当初は先輩社員の上条(太田基裕さん)が好き

新ドラマ『卒業タイムリミット』&『俺かわ』&『マイファミリー』

朝ドラ『カムカムエヴリバディ』と大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が共に好評なNHKですが、それ以外にも多数のドラマ枠がありますので、BSを除いて整理しておきましょう。 『恋せぬふたり』を放送中の月曜10時45分「よるドラ」枠、『しもべえ』を放送中の金曜10時「ドラマ10」枠(新年度は火曜日に移動)、『わげもん』を放送した土曜9時「土曜ドラマ」枠、『小吉の女房2』を放送中の「土曜時代ドラマ」枠。こうして並べてみると、たくさんやってますね。 そんなNHKが4月4日より、月~木曜日

ドラマ日記『鎌倉殿の13人』&『ミステリと言う勿れ』(第6話)

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第6話。石橋山の戦いに大敗した頼朝たちの逃亡劇が描かれました。 大庭景親(國村隼さん)率いる平家方の前に大敗を喫した頼朝の一党。この合戦で一党を引っ張ってきた坂東武者も戦死してしまう。敵の追撃から必死に逃れる頼朝は、信頼する従者・安達盛長(野添義弘さん)らとともに石橋山山中に身を潜める。

朝ドラ『ちむどんどん』を予習してみた件

放送中の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』も、ついに3人目のヒロイン・川栄李奈さんにバトンタッチ。放送は4月8日までと決まっていますので、残り二カ月を切りました。 というわけで、一足早く次の朝ドラ『ちむどんどん』の予習をしておきましょう。舞台は沖縄と東京(AK制作)で、主演は黒島結菜さん。沖縄本土復帰50年となる2022年を記念した作品で、ヒロインは復帰前に生まれた設定。本土復帰の1972年に高校卒業ということなので、1954年生まれぐらいかな。 脚本は、評価の高かった朝ドラ

新ドラマ『インビジブル』&『今夜はコの字で2』&『受付のジョー』

「再共演」で最近話題となったニュースといえば、ドラマ『ミステリと言う勿れ』の菅田将暉さんと伊藤沙莉さんが、2011年の『大切なことはすべて君が教えてくれた』以来とか、映画『ノイズ』の藤原竜也さんと松山ケンイチさんが、『DEATH NOTE デスノート』(2006年)以来、15年ぶりとか。 高橋一生さんが主演している『恋せぬふたり』も、高橋さんと再共演の俳優が多数。W主演の岸井ゆきのさんは『天国と地獄』で妹役、西田尚美さんは『凪のお暇』の母役、北香那さんは『僕らは奇跡でできて

テレビ日記『100分deパンデミック論』&ドラマ日記『#居酒屋新幹線』

古今東西の「名著」の魅力を、25分番組×4回の1ヶ月100分で、楽しく深く解説するNHKの教養番組『100分de名著』。そのスペシャル版として、1月3日に放送された「100分deパンデミック論」が、現在「NHKプラス」で配信中です(2月12日まで)。 MCはレギュラー放送と同じく、伊集院光さんと安部みちこアナ。ゲストは、作家の高橋源一郎さん・経済思想家の斎藤幸平さん・政治学者の栗原康さん・英文学者の小川公代さん。斉藤さんは、昨年のレギュラー放送で、マルクス「資本論」の講師を

ふかっちゃんロスに効く!?ドラマ『きらきらひかる』を振り返る

朝ドラ『カムカムエヴリバディ』も全23週の15週目。3人ヒロインによるリレー形式で、現在主役を演じている深津絵里さんですが、今週中には最終ヒロインの川栄李奈さんに代わる模様。初代ヒロインの上白石萌音さんと違い、今後も出番はありそうですが、好演していただけに寂しい思いも。 そんな「ふかっちゃんロス」をご心配な方におすすめなのが、深津さん主演の連続ドラマ『きらきらひかる』(1998年1月期)。以前にも『今、「震災ドラマ」を振り返る』という記事で取り上げたことがありますが、ちょっ

ドラマ日記『ミステリと言う勿れ』(第5話)

かつて身に覚えのない殺人容疑をかけられた大学生・久能整(菅田将暉さん)が、事件を解決する『ミステリと言う勿れ』の第5話。本作のヒロイン問題が浮上。 爆弾魔事件で頭を打った整は念のため、病院で検査入院をすることに。その夜、整が寝ようとすると隣のベッドの老人から声をかけられる。老人は牛田悟郎(小日向文世さん)と名乗り、定年退職した刑事だと言う。 先週の『あさイチ』プレミアムトークに出演していた風呂光役の伊藤沙莉さん。大吉さんから「月9のヒロインもしていますよね」といわれていて

新ドラマ『やんごとなき一族』&『パンドラの果実』&『未来への10カウント』

俳優や女優の人気が一気に高まることを「ブレイク」などと表現しますが、さらに過熱し、社会現象とも言えそうな状況となると「ブーム」。朝ドラ『あさが来た』(2015年)で「五代様ブーム」を巻き起こしたディーン・フジオカさんがそれに当たるでしょう。 以降、コンスタントにプライムタイムの連ドラに主演・共演していますが、一番印象深いのは『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(2018年)でしょうか。視聴率的には苦戦しましたが、内容的にはかなり面白く、桜井ユキさんや山口紗弥加さん、稲森

ドラマ日記『鎌倉殿の13人』&『おいハンサム‼』(第5話)

男を見る目が全くない、個性の違う三姉妹。暗雲漂う娘たちの未来のため、昭和の頑固親父・伊藤源太郎(吉田鋼太郎さん)が令和に立ち上がる、ラブ&ファミリードラマ『おいハンサム‼』の第5話。里香(佐久間由衣さん)の酔っぱらいぶりが今週の見どころ。 部下をねぎらうため焼き肉をご馳走する源太郎。しかし、得意気に白いご飯を頼む部下にいつもの源太郎節が炸裂する!次女・里香は夫・ダイスケ(桐山漣さん)の不貞が再び発覚したため上京し…。 毎週、実家に帰って来る里香。今週は姉・由香(木南晴夏さ