マガジンのカバー画像

ラジオ日記

62
日々、聴いているラジオ番組の感想を集めています。
運営しているクリエイター

#安住紳一郎の日曜天国

朝ドラ『おむすび』を予習してみた件

昨日、福岡市美術館に寄ったついでに、NHK福岡放送局を見学してきました。『ブラタモリ』最後のアシスタントだった野口葵衣アナはすでに東京へ異動。ちなみに、福岡局からは『ブラタモリ』アシを務めた後、『あさイチ』MCも務めた近江友里恵さん、『星野源のおんがくこうろん』の進行だった林田理沙アナも輩出。 見学者がより楽しめる施設に様変わりしていましたが、次の朝ドラ『おむすび』がすでに撮影中であることも紹介されていました。橋本環奈さん主演の本作は、神戸・大阪と共に、主人公・米田結(橋本

ドラマ日記 『春になったら』(第10話)

3か月後に結婚する娘・瞳(奈緒さん)と、3か月後にこの世を去る父・雅彦(木梨憲武さん)が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3か月間を描いた、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ『春になったら』の第10話。 矢萩亜弥(杏花さん)の陣痛が始まった。杉村節子(小林聡美さん)から初めてお産をメインで任された瞳の緊張が高まるなか、夫の矢萩祐作(金子隼也さん)に付き添われて助産院に到着した亜弥は、すぐさま分娩室へ。 亜弥の初産は難産だっ

ドラマ日記『ONE DAY』(第7話)

逃亡犯・勝呂寺誠司(二宮和也さん)、報道キャスター・倉内桔梗(中谷美紀さん)、孤高のシェフ・立葵時生(大沢たかおさん)。聖夜、3人の人生が運命的に交錯する謎と愛と奇跡の物語『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』の第7話。 誠司が現れなかったため、彼のスマートフォンに連絡を入れる桔梗。だが、電話に出たのはミズキ(中川大志さん)だった。すると今度は、桔梗の後輩・立葵査子(福本莉子さん)から、逃走中のミズキが、父・時生の店『葵亭』から出てくるのを見たという連絡が入る。 遅々として

才能と争議と美しい百合…今週の『ブギウギ』

銭湯「はな湯」の看板娘から“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スターになっていく花田鈴子→福来スズ子(澤井梨丘さん→趣里さん)が、暗い戦争の時代や、燃えるような恋と別れなどを乗り越え、人々に勇気と希望を与えていく朝ドラ『ブギウギ』第3週「桃色争議や!」。 デビューから6年が経ち、スズ子役で趣里さんが本格登場した月曜日。同期のリリー白川役は清水くるみさんに、桜庭和希役は片山友希さんに交代。花咲歌劇団から移籍してきた後輩・秋山美月役として、伊原六花さんも登場。 リリーと美月はすで

餅投げ(餅まき)の思い出

最近はあまりないのかも知れませんが、家を新築する際の上棟式などで、施主が集まった近所の人たちに、屋根などから餅をまく行事を「餅投げ(餅まき)」といい、拾う側からすると「餅拾い」ということになります。 現在放送中のドラマ『ばらかもん』第2話でも「餅拾い」のシーンがあり、こちらは家ではなく、新しい船のお祝いの行事のようでした。 不慣れでなかなか餅を拾えない主人公・半田清舟(杉野遥亮さん)に、“ヤスば”こと野村ヤス(鷲尾真知子さん)が「上ばっかり見ていたら餅は取れない、チャンス

ドラマ日記『競争の番人』(第9話)

天才で理屈っぽいひねくれ者の小勝負勉(坂口健太郎さん)と、実直で感情のままに行動する元刑事・白熊楓(杏さん)の二人による、公正取引委員会を舞台にした、凸凹バディのエンタメミステリー『競争の番人』の第9話。 小勝負は「談合の件で」と国交省の者と名乗る人物に電話で呼び出された。待ち合わせ場所に行った小勝負は、刃物を持った人物に襲われる。すると、小勝負を身を挺してかばった本庄(寺島しのぶさん)が刺されてしまった。この件で小勝負は勝手に調査をしたとして謹慎処分になってしまう。 意

ラジオ日記『安住紳一郎の日曜天国』から三題

関東ローカルのTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』は、radikoで毎週欠かさず聞いている番組ですが、最近の話題を3つほど紹介。 7月24日放送回のゲストは、「地球の歩き方」編集長・宮田崇さんでした。ネットが普及する以前の1980年代から1990年代までは、貴重な海外旅行情報ツールとして、多くのバックパッカーに利用されていました。自分も中国一人旅の時に持参。 その「地球の歩き方」の誕生秘話を初めて知りました。まだ日本が右肩上がりの時代。企業の就職内定者を囲い込むため、それ

ドラマ日記『未来への10カウント』(最終回)&『安住紳一郎の日曜天国』

生きる希望を失った、元高校ボクシング4冠の桐沢祥吾(木村拓哉さん)が、高校ボクシング部のコーチに就任したことで、徐々に熱を取り戻す、青春スポーツ・エンターテイメント『未来への10カウント』の最終回。 桐沢に告白したことを、酔っぱらって忘れたふりをする折原。妹の楓(滝沢カレンさん)との会話の中で「教員同士が結婚した場合、どちらかが辞める規則」というのを耳にした息子の圭太は、こっそり高校に出向き、校長(内田有紀さん)らに直談判。さすが『コタローは1人暮らし』の名子役。 最終回

与野に住んでいた頃

『安住紳一郎の日曜天国』の傑作選「ハレの日の孤独」を聴いていたら、安住さんが学生時代に埼玉県与野市(現在のさいたま市)に住んでいて、二十歳の時に与野市の成人式(午前)に出席するも、北海道出身で知り合いがおらず孤独だったと話していました。 ここまでなら地方出身者の都会の孤独というよくある話なんですが、この先がありました。都会に負けたくない、孤独に打勝つんだと考えた安住さん。午後から、呼ばれてもいない浦和市(現在のさいたま市)の成人式に出席。最前列で「君が代」を大きな声で歌いあ

オーバーブッキングと「魔性の館内放送」

オリラジの中田敦彦さんが、自身のYouTubeチャンネルでTBSの安住紳一郎アナの凄さを語っていました。「テレビでも完璧なプレーが出来るんですけど、力の20%も出してない。逆にラジオの『安住紳一郎の日曜天国』という、自分の表現というフィールドでは“暴君”」と。上手いこといいますね。 『日曜天国』は2005年スタートした関東ローカルの2時間トークバラエティ番組。今年の1月には番組Youtubeも開設されたので、radiko有料会員以外の非関東の方も楽しめるようになりました。

東欧と赤福と「薄いつながり」

先週のラジオ『安住紳一郎の日曜天国』を聴いていたら、こういうご時世ということもあって、20年来のウクライナ人の友人がいる女性リスナーからのメールが、冒頭から読まれていました。 不穏な情勢になった先々週に、女性はその友人に久しぶりに連絡。安否を確認した後、彼女が日本語をまだ勉強していることがわかり、週に一度ズームで日本語レッスンをすることになったそうです。 何かいい教材はないかということで、女性が紹介したのが『日曜天国』の公式Youtube。そこで「赤福でズルした話(取り分

ドラマ日記『青天を衝け』(第8話)&ラジオ日記『ONE-J』『日曜天国』

“日本資本主義の父”と呼ばれる、渋沢栄一(吉沢亮さん)の激動の人生を描く、大河ドラマ第60作『青天を衝け』の第8話。喜作(高良健吾さん)の切り替えの早さが話題に。 ついに栄一は自分の思いを千代(橋本愛さん)にぶつけ、結婚を申し込む。と、そこに待ったをかける喜作。栄一と喜作は剣術で勝負をすることに。一方幕府では、大老になった井伊直弼(岸谷五朗さん)が「日米修好通商条約」を結ぶが、調印は違勅だと大問題に発展。 血洗島村パートでは、剣術勝負で喜作が勝利するも、千代の想いを察した

ラジオ日記『安住紳一郎の日曜天国』

毎回面白いレギュラー番組というのは中々ないもので、自分が好きなドキュメンタリー系でいえば、評価の高い『プロフェッショナル 仕事の流儀』『ドキュメント72時間』『情熱大陸』でさえ、神回もあれば、凡庸な回もあり。 ラジオ番組も同じこと。基本的に面白い番組しか聴きませんが、それでも毎回“波”はあり。知人のディレクターの言葉を借りるなら「前回は二塁打だったけれど、今回は振り逃げセーフ。三振だけはしたくない」。最低限のレベルをキープするのはプロの条件だとしても、やはり出来不出来はある

ラジオ日記『東京03の好きにさせるかッ!』(広瀬アリス編)

小学校高学年で深夜ラジオ番組にハマって以来のラジオっ子。その時々で、ラジオとの関わり方に浅深はありましたが、途切れることなく聴いてきました。 普段ラジオを聴かない人は気がつかないかも知れませんが、ここ10年ほどでラジオは大きく変化しました。聞き逃し配信機能を持つ「radiko」(民放ラジオ中心、2010年~)と「らじる★らじる」(NHK、2011年)の登場です。 昔は、学生時代にラジオを聴いていても、社会人になると遠ざかるものでしたが、このアプリを使うことで、好きな時間に