風が吹けば桶屋が儲かる、かもしれない

世の中は様々な「物」で溢れ返っている。
我々人間は様々な物を消費し生活しているが、大量生産、大量消費をし続けた結果、世界的ににゴミが増え、深刻な環境破壊を招く結果になってしまった。このままでは地球が、人の作った物で覆い尽くされてしまう。生産される大量の物は人々の暮らしを豊かにするかもしれないが、人間が大量に物を生産し消費し続ける限り、環境破壊は加速する。では、生産量を減らすしかない。生産し過ぎず、消費し過ぎなくすればいい。しかし、それでは生産する側が儲からないので生産する企業や販売側はそれをあまりやりたがらない。では、物が売れなくなればいい。物が売れなくなるためにはどうすればいいか、何を持続していいけばいいか。とは言っても、物を消費せず人間は生きられない。
そもそも何かを持続する事も案外難しい。
ここで「何もしない」の持続なら案外簡単にできるかもしれないという考えが自分の頭に浮かんだ

少し角度を変えて考えてみる。一見無関係な事であっても、人々のライフスタイルや、その習慣の中に現在進行形で環境配慮に繋がっている事があるのではないか。持続する事が重要であり、意識的にそれを行うかどうかはさほど重要ではない気がする。


ここでは若者にスポットを当ててみる。令和に生きる若者は、過ぎ去った昭和、平成とは異なった文化やライフスタイルを発明し続けている。
こんなニュースを目にした事がある。句読点の打たれた文章に嫌悪感を感じる若者が増えているという。
出版社や本屋は若者の本離れに嘆いているが、なるほど、こういった変化も本離れの原因の一つになっているのか。人間が生産し、地球を溢れ返らせてしまうかもしれない物。今書いてるこの文章、小説やコラムが掲載されているかもしれない紙媒体の本や雑誌も例外ではない。

若者が本を買わない!本に興味を持ってもらおう!本の素敵さを伝えよう!出版社や本屋はそんな事を言うが、環境配慮の側面から見ると、本や雑誌が売れなくなる方がいい。

文筆家、文章を書く人間が、変わらず、今まで通り、のスタイルで、文章を書き続け、出版社や、それらを、販売する本屋が、若者に、余計な干渉はせず、彼らの、自由で、新しい、ライフスタイルを、見守る。それぞれが、「何もしない」を、持続する事が、案外、環境破壊に、ブレーキをかける、かもしれない。

#未来のためにできること

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