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「ママ」と「のだちゃん」な私の夢

こんにちは。1児の母をしております、のだちゃんこと野田です。
今は採用担当として人材紹介のエージェント様との調整や選考担当、採用ブランディングなど採用の入り口周りを主に担当しています。

CXアドベントカレンダーも終盤となってきましたが、今回は独身で入社した私が入社2年目で母となり働くこととなった過去を振り返っていきたいと思います。

尚、この記事では赤裸々に私に起きた事実をお話ししていますが、決して出産・育児が大変なものだよ、ということを伝えたいのではなく、大変なことがありつつもアカツキグループのメンバーのおかげで今の幸せがあるんだ、というある意味感謝や希望を伝えたい記事になっております。


妊娠発覚時の戸惑い

2021年9月、私は24歳で総務担当として中途入社をしました。

「”働くこと"と"幸せ"がリンクするチームを作る」ことが入社時からの夢で、その夢を実現するために、「アカツキ福岡で働くメンバーたちは、何があれば働くことに幸せを感じるのだろうか?総務として何ができるだろうか?」そんなことを日々考えながら働いていました。

また、大好きなキャラクターである、某海賊団の某トナカイのように、主役ではないけど絶対的に必要な存在、そんなメンバーになるべく日々新しい業務に触れながら自身の成長を感じていました。

入社2ヶ月を過ぎた頃、順調に新しいキャリアを築いていた私に、青天の霹靂なことが起きました。
妊娠が発覚したのです。

率直に妊娠がわかった時の私の気持ちをお伝えすると「どうしよう」でした。
「結婚もしていないのにどうしよう?」
「入社したばかりなのにどうしよう?」
「今後のキャリアプランはどうしよう?」
いろんな「どうしよう」が頭の中をぐるぐると回っていました。
そんな中今の旦那がとても喜んでくれたのが、支えになったと思います。

ただ、会社への後ろめたさは消えることなく、チームメンバーに打ち明ける時は入社してすぐ仕事に穴を開けてしまうことに対する申し訳なさで泣いてしまいました。
正直喜びよりも戸惑いが強く、果たして生まれてくる子どもを幸せにできるのか?そんな不安も多くありました。

でも周りのメンバーの反応は違いました。
心から妊娠を喜び、体調を心配してくださり、チーム体制を整える準備をすぐに進めて安心できる環境を整えてくださいました。
「妊娠してしまった」と発言する私に対して「妊娠は喜ばしいことだからもっと自分を大事に」とお話ししてくださったことも記憶に残っています。

本当に感謝ばかりで、段々と膨らむお腹や体調を気遣ってくれるメンバーの優しさに、妊娠中の辛い時も何度も支えてもらいました。

その後無事に産休に入り、7月に元気な女の子を出産し順調に育休にも入ることができました。 
(出産にあたって壮絶なストーリーがあったのはまた別のお話。)

無事生まれるように念を送ってくださる萌さん

こんなんで私、復帰できるの…?


無事出産を乗り越えた私ですが、そこからメンタルブレイクの荒波に揉まれる育児生活がスタートしました。
日々これであってるの?と自問自答を繰り返す娘と二人の時間。
マミーブレインと呼ばれる産後ボケのような症状を繰り返す日々。

※マミーブレインとは…

旦那の協力がありつつも躁鬱とパニック障害の発症。
不眠、集中することができない、文字や音楽、ゲームをしても内容が頭に入ってこない、自分の存在価値を感じることができない、公共交通機関や車にも乗れない、他にも生活に支障をきたす様々な症状を発症していました。

何か達成感を得ようと資格の勉強を始めてみるも、病気の症状で学んだ内容が全く頭に入ってこない。愛おしいはずの娘との時間に対してネガティブな感情を抱いてしまうことも。

そんな自分をまた責めてしまう毎日でした。
ただ愛する娘と家族のためにここでくたばるわけにはいかない、その一心で闘病をしていました。


娘が成長する中で、4月の復職のタイミングも近づいてきました。
それは産む前に自分で決めたことだったのですが、当時の私は「こんなんで私、復帰できるの…?」と不安しかありませんでした。
病気の自分、仕事へのブランク、ママとしての両立、保育園に入園できるかなどいろんな不安を抱えていました。

そんな中、娘を連れてオフィスに遊びにいくことになったのです。
思えば、この日が転機になったように思います。

久しぶりに会ったメンバーの姿や、新メンバーも入ってどんどん前に進んでいる会社の姿は、当時の私にはキラキラして見えました。

そんな姿を見て、家に帰って復帰について考える中である願望が出てきたのです。
「ママ」としての私だけでなく「のだちゃん」としての自分を取り戻したい。
目に見える成果と自身の成長を肌で感じるあの時の満足感をまた得たい。
もちろん母として娘のサポートをすることにも幸せは感じていましたが、私はもっと自分を表現していきたいと強く思うようになりました。

そこからはとにかく病気を治そうと娘を預けてジムに通ってみたり、お母さんたちが集まる場に積極的に顔を出してみたり、それまで避け続けていた外の世界との交流を始めてみたのでした。

数ヶ月にわたって治療を続けた結果、次第にバスに乗って移動ができるくらいには回復しました。
外出できることは私にとって大きな進歩で、調子が良い日は街に出かけて社会と関わりを持つことで一人の人間としての自信を取り戻していきました。

初めてオフィスに連れて行った時の娘ちゃん

復帰のタイミングで初めての採用担当


外との交流が増える中で、私が「のだちゃん」に戻る日が近づくのが楽しみで仕方なかったのを覚えています。
病気も完治、とまではいきませんでしたが、夫にも「笑顔が増えてきたね」と言われてきた頃復帰のタイミングがきました。

復帰に際して入社当時から志望していた採用担当に着任することになりました。
久しぶりのビジネスの世界との関わり、新しい自分との出会いにワクワクが止まりませんでした。

復帰初めはとにかく週5日8時間働く体力が全くなくて、毎日昼休みは昼寝をして夜は10時に寝てましたが(笑)

ビジネスパーソンとして自分から仕事を創る事なんてまだまだできず、任されたことを必死にこなすことで精一杯の毎日。それでも新しい知識が栄養のように毎日体に流れてくることに喜びを感じていました。

また、採用担当として「働く幸せ」の解像度が上がっていっているようにも感じます。
今の私が「働く幸せとは?」を表現するとしたら、「自己成長を自身も周りも感じつつ、目に見える形で成果が残せることでやりがいや達成感をおぼえ、それが幸せやポジティブな感情につながること」だと思っています。

私は少しずつ「ママ」だけでなく「のだちゃん」として生きることを思い出し始めました。
どんなフィードバックをもらっても、「私の成長剤!」と、自分の糧として受け止めることができました。(今までだったらきっと「やっぱり私ってだめだ…」と凹んでいました)

娘とも一定距離ができたことでさらに愛おしく感じ、帰ると笑顔で接することができるようになってきました。

少し話は変わるのですが、私は元々お酒が好きで会社の飲み会にもよく参加していました。復帰後はなかなか難しいだろうな…と思っていたのですが、今メンバーは「娘ちゃんに会いたい!」と会社に呼んでみんなで一緒に遊んでくれています。
自分の家族だけでなく、会社のメンバーが自分の娘をたくさん可愛がってくれる姿は、親としてとても嬉しく、心の支えになっています。

みんなで業務後に集まってスイカゲームをする様子を見守っている図

今ある幸せと夢


入社2ヶ月目で妊娠が発覚し、結婚、出産、病気と戦いながら仕事復帰まで怒涛の2年を過ごしてきましたが、今私は、最高に幸せだと胸を張って言えています。

会社に来れば周りと切磋琢磨しながら自身やメンバーの成長を感じられ、家に帰ると愛おしい存在がいる。
いつもニコニコなんて楽な毎日ではありません。仕事がうまくいかなくて落ち込んで帰った日でも、娘が泣き叫んでいる日もあればなかなか寝かしつけがうまくいかない日、ご飯を散らかされる日もあります。帰宅後は言うなれば1日の第2戦目が始まります。
それでも振り返るとどれも幸せな時間なのだと感じます。

娘が急に熱を出してしまうこともあります。私の体調が良くない日もあります。仕事において力になれていないのでは、と不安を抱くときもありますが、それでもどうすれば今の状況の中で最大のパフォーマンスができるかを一緒に考え、前を向くきっかけをいつもメンバーはくれます。

私も家族もなんだかんだ笑って過ごせる毎日がありがたく、それはサポートしてくれる会社のメンバーがいるからこそであり、本当に感謝しかありません。

そんな私には夢があります。
最初にお伝えした「働くこと」と「幸せ」がリンクするチームを作ることと、そして“なんでも話せる親友のようなママ”になることです。

いつかは誰しも働く時がきますが、「その時間を"幸せを感じる時間"にできたら、人生が豊かになるのでは?」と私は思っています。だからこそ、「働くこと」と「幸せ」がリンクするチームをつくって周りの人が幸せを感じられる世界を実現したいのです。

それを実現することが私にとっての幸せにもつながると信じています。

また、子どもに胸を張って「仕事って楽しいんだよ!」と話せる自分でいたいとも思っています。

これからのだちゃんとしても家族のママとしても幸せを感じつつ、周りが幸せであるために自分をアップデートして、貢献していきたいです。

最後に会社でポップコーンを抱える尊い娘で締めさせていただきます。

CXアドベントカレンダーは、アカツキゲームスCX部およびアカツキ福岡CX PJTの合同開催にて、 CX(カスタマー・エクスペリエンス)チームに所属するメンバー一人ひとりの取り組みとしてお届けしています。
この記事は、CXアドベントカレンダー8日目2人目の投稿です。
明日の投稿者「近見さん」「おかまいさん」「はるたろすさん」の記事もお楽しみに!


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