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私とアカツキ福岡のキャリアストーリー


アドベントカレンダー5日目!
アカツキ福岡人事およびアカツキゲームスCX部の人事をしています、佐藤です。


突然ですが皆さんは、“キャリア”という言葉を聞いて、何を思い浮かべますか?
“キャリアアップ” “キャリアビジョン” など、世の中には“キャリア〇〇”という言葉が溢れていますが、皆さんの頭に思い浮かぶ “キャリア”とは、一体どんなものでしょうか?


採用面接をさせていただく中でも、候補者の皆さんから「どのようなキャリアを描くことができますか?」といった質問を沢山いただきます。
明確に「こういったキャリアを描くことができます!」とお答えできればいいのですが、正直、一言で言い表すことが難しく、毎度答えに窮してしまいます。


そこで今回の記事では、私自身がアカツキ福岡に入社して5年目の節目を迎えることもあり、「アカツキ福岡で歩んできたキャリアストーリー」と、そこから考える私なりの「アカツキ福岡でのキャリアとは」を言語化していければと思います。



自分語りが多くなってしまいますが、どうぞお付き合いください!



私とアカツキ福岡のキャリアストーリー


アカツキ福岡に入社して5年。
全てを事細かに...となると、あまりにも膨大で腰が重くなるので、転機となった出来事ベスト3をピックアップしていきます。


「この会社に採用担当は2人もいらないよね。採用担当じゃなきゃダメな理由はありますか?」


入社後1年を迎えたころ。
目標設定研修を受けている最中に、人事の大先輩である坪谷邦生さんから言われた言葉です。


意気揚々と採用担当としての目標を語り終わった後の一言。
今でこそ坪谷さんと笑い話にできていますが、当時は顔から火が出るほど恥ずかしく、その場から逃げ出したくなる思いでした。


この時のことを坪谷さんにたずねてみると、「組織規模に対して採用担当の数が多すぎる」という背景があったようですが、そのような背景を少しも理解できていなかった私にとっては、ただただ悔しさが溢れ出てくるばかりでした。


ただ、この坪谷さんの一言が、間違いなく私にとっての一つの転機となったのです。


「自分が成果を出せていれば、こんなことを言われずに済んだはず」
「であれば、ここからの半年間、必死で頑張って「やっぱり採用担当は必要だね」と坪谷さんに言ってもらえるだけの成果を出そう」
「それでダメだったら、きっぱり諦めてここを去る。その覚悟でやろう」


なんだか穏やかではない思考回路ですが、その時の必死さが、採用担当としての知識や経験を広げるきっかけとなり、今の自分をつくっていると思います。


 「ごちゃごちゃ悩むより、一旦走ってみればいいんじゃないですか?」


採用担当として必死に走り続けていた入社後2〜3年目、一つの壁にぶつかります。
自信をもって採用したメンバーが、実際の現場で苦戦している場面を見かけたのです。


「良い人たちを採用している自信がある。なのになぜ?何が起こっているんだろう?」


そんな怒りにも似たモヤモヤを当時のリーダーに話してみたところ、
「アカツキ福岡の経営課題や組織・事業課題について話している会議があるよ。入ってみる?」
と、提案をもらいました。


提案をもらった当初は「経営課題?ついていけるかしら」と不安が大きく、入る理由よりも入らない理由を探していたように思います。


そんな私に現在のアカツキ福岡CEOの近見優斗さんが「考えていないのはダメですが、目的はあるように見えますし、ごちゃごちゃ悩むより、一旦走ってみればいいんじゃないですか?その方がさともえさんらしいですよ」と一言。


あまりにもけろりと言うので、うだうだ悩んでいるのが馬鹿らしくなり、「では、お願いします!」と目の前の機会を逃さずに掴む決断をすることができました。


もちろん、新たな領域に飛び込んだことでこれまで以上の課題にぶつかることになるのですが...、この時の一歩が「より良い採用とは?」をさらに追求していくきっかけになり、採用だけにとどまらず人事としての領域を広げる転機になったと思っています。



 「今の萌ちゃんは、会社の意見しか出てこないから話したくない」


入社後3年を過ぎたころ。アカツキ福岡で大きな変化がありました。


それまでCXやQA、企画やQAエンジニアなど複数の機能からなる組織だったのが、「CX(カスタマー・エクスペリエンス)」を主軸とした組織へと体制を変更することになったのです。


その意思決定に伴い、CX以外のメンバーはグループ会社である株式会社アカツキゲームスに籍を移すことになりました。そのメンバー一人ひとりとの面談を担わせてもらうことになったのですが、その際に、あるメンバーから言われた一言が強烈に今でも残っています。


「今の萌ちゃんは、会社の意見しか出てこないから話したくない」


がつんと頭を殴られたようでした。
確かに今回の意思決定は「組織」としては最適だが、果たして「メンバー一人ひとり」にとっても「私自身」にとっても最適な意思決定だろうか。その言葉をきっかけに、その時の意思決定に本気で向き合うことができました。


(その結果、「やはりこれが最適な意思決定だ」と私自身が思うことができたので、その後は、借りてきた言葉でなく自分の言葉でメンバーと対話することができました)


この時の一言が、人事として何か決断する際の一つの軸をつくってくれたように思います。(この時から、何かを考えるときは「組織と個」・「短期と長期」の四象限が頭に浮かぶようになりました)

私にとってのアカツキ福岡の“キャリア”とは


ここまでアカツキ福岡での5年間を振り返ってみて、私なりの「アカツキ福岡での“キャリア”」の要素を言語化してみると、


・ 荒波を越えながら、自分で“決めて”進む力を養うことができた

私にとってアカツキ福岡でのキャリアは、明確な目的地に向かって「山登りをしている」というより、より良い目的地を探しながら「航海をしている」という感覚に近しいです。その過程で荒波に揉まれることもありますが、その都度、自らのオール(櫂)を握りなおし、「あっちに進むぞ!」と決断して進む力が身についてきたように思います。


・ “ある”ことに感謝し、“ない”ことへの創造力を養うことができた

アカツキ福岡に入社するまでの私は、既にあるものへの感謝の意が乏しく、ないものねだりが多い人生だったように思います。
ただ、目の前の人や物事に対して、素直に「ありがとう」を言うことができるアカツキ福岡の人たちと出会い、目の前にあることが決して当たり前ではないこと、今自分が置かれている状況をまずは大切にしたいと思えるようになりました。
そして、ないものに対しては、誰かに求めるのではなく、「じゃあどうやったらできるのか?」を想像し、自ら創り出すことに意識を働かせることができるようになりました。


・ 今後の人生でもつながっていたいと思える人たちと出会うことができた

ここで出会った人たちとは、今後アカツキ福岡を離れることがあってもきっとつながっているんだろうなという感覚があります。家族とも友だちとも違う、仲間と言うには青臭すぎる。けれど、これからもつながっていたい。形容しがたい関係ではありますが、そう思える人たちと出会えたことは、とても幸せなことだなと感じます。


という要素が浮かんできました。


もちろん、「採用担当として〇〇名の採用を実現した」「人事として〇〇の施策を実行することができた」「リーダーに就任した」といった職務経歴書に記載するような分かりやすい要素も浮かびましたが、この記事を通して皆さんにお届けしたいと思うことは、やっぱり一言では言い表し難く、読み返してみると、なんだか気恥ずかしくなるようなことばかりでした。


…まあ、仕事を通じてエンタメしているということでしょうか(笑)


気づけば、私の仕事人生でもっとも長い在籍期間をここアカツキ福岡で過ごしていますが、まだまだ航海は続きそうなので、またどこかで「私とアカツキ福岡のキャリアストーリー」をアップデートしてお届けできればと思います^^


それでは、長尺になってしまいましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!


アカツキ福岡メンバーたちとパシャリ


CXアドベントカレンダーは、アカツキゲームスCX部およびアカツキ福岡CX PJTおよびの合同開催にて、 CX(カスタマー・エクスペリエンス)チームに所属するメンバー一人ひとりの取り組みとしてお届けしています。

この記事は、CXアドベントカレンダー5日目の投稿です。
明日の投稿者「たかP」の記事もお楽しみに!


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