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読書をしない読書感想文 2月

先日書いた選書感想文、2月分を書いていく。
1月に買った本が他にもたくさん出てきたのだけど、2月を今逃すともう二度と書かない気がするので・・・


・明日から出版社(島田 潤一郎)
LOOTS BOOKSで。
ちょうど、コーチングの本(オランダ流コーチングがブレない「自分軸」を作る)を読み終わったのだけれども、著者の一番最初のコーチングのゴールが「本を出す」ことだった。本は好きだけど、その好きな本を作るという視点で本を眺めたことはなかった。もしかして本って作れちゃうの?本を出すとは?と考える中で、「一冊一冊こだわって本づくりをしている」という出版社の本が目に入り、購入した。


・やがて忘れる過程の途中(滝口悠生)
出張で大阪に行った際、前乗りして観光するぞ~~!!と意気込んだものの、はちゃめちゃな体調不良に襲われた。どうしても恵文社にだけは行きたくて、体を引きずりながら京都と大阪を往復。関西観光終了。2日で2キロ痩せた。
じっくりお店をまわったものの、あまり頭が働かなかったのか、ピンとくる本に出会うことができなかった。
そこで、せっかくだから「恵文社らしい本」を買おうと思い、店頭にポスターが出ていた本を購入。一番前に出ていた本だった。
小売店で一番前に出ている商品というのは、そのお店の象徴となる商品であると信じている。


・世に棲む日々(司馬遼太郎)
家にどんどん本が増えていくので、ついに図書カードを作った!!本が無料でたくさん読めるってすごいよ!!!どういうことなの!?!?
図書館で借りた本①。文庫本なので持ち歩きもばっちり。司馬遼太郎ブームが止まらない。
燃えよ剣・竜馬がゆくを読んだ直後なので、まだまだ幕末に浸っていたくて選んだ本。幕末について、義務教育と銀魂のおかげで名前程度の知識しかなかったことを反省中。


・はじめての文学(川上弘美)
図書館で借りた本②
本当に失礼な話なんだけれども、山田詠美さんと間違えて借りた。しかしこういうきっかけがないと読まない人の本を借りられてよかったな。と思っていたら、家に「ニシノユキヒコの恋と冒険」があった。読んでましたね。いけねっ。

改めて、図書館というのは私にとても合っている。
2週間以内に返さなければならない、と期限が決まっていることで、いろんな本をだらだらつまみ食いするみたいに読むことを防げる。返却時に次の本借りることができるので、ずっと飽きずに読み続けられる。最高、図書館。


・「手紙屋」(喜多川泰)
すごく人間としての軸・芯がしっかりとしている会社の先輩に、どうしたらそんな風になれますかね・・・と漏らしたところ、ぜひにと貸してくれた。就活生が「なぜ働くのか?」や、自分が働くうえでの方向性を決めていく物語。
先輩は、絶対に人の悪口を言わない。そして、常に前向きで明るい。
こんな風になりたいと常にまぶしく見上げている。



・デザインってなんだろ?(松田行正)
コロナの影響で中止になった読書会の課題図書だった。
そもそもこの読書会に申し込んだきっかけは、最近仕事でデザインについて語ることが多いものの、その言葉のほとんどが受け売りであり、自分自身であたらめて「デザインとはいったいなんだろう?」ということを考えたかったからである。
意識しないとそこにデザインがあることにすら気づかずに毎日を過ごしていることが、なんだかさみしくなってしまった。
当たり前に接しているデザインが、どんな成り立ちで、「当たり前」になるまで育ったのか。
読書会はなくなってしまったけれども、きっかけをもらえてよかった。

届いた本のデザインがとっても素敵で、装丁でこんなにテンションが上がる本はない!素敵!と思った。
これぞデザインの本質である。



・働くことの哲学
これも同じく、中止になってしまった読書会の課題図書として購入。
読書会の選択から、最近の私は、「働くこと」「デザイン」について興味があるらしいということが浮き彫りになった。
今は当たり前の、「会社という組織の中で働く」ことが、当たり前でなくなる時代がもうすぐ来る。
組織に守られ、会社という後ろ盾がない状態で働きぬくためには、個人的な「ミッション」「バリュー」「ビジョン」が必要になる。
頭でっかちになるのは承知で、働くことについていろいろな角度から知りたいと思っている。

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