見出し画像

2022.9.3vs浦和戦の振り返り

これは何?

最近どうしても鹿島のことをツイートすると、投稿が連続になったり、文字数を気にしながらのツイートになったりして、書いてる方も、見ている皆さんにとっても良くないなと思い、noteにとりあえず発散することにしました。DAZNで試合見返しながらつらつらと書いています。

折角、言語化がうまい岩政さんが監督なので、まず監督の言葉を眺めてから見返すこととしました(そのために書き起こしたり引っ張ってきたウェブサイトのリンクからスタートです)。

アライバルインタビュー

※こちらは書き起こしです。

Q.コーチングスタッフも揃って迎えた今週ですが、どのようなことに重点を置かれてましたでしょうか?

A.アップデート、バージョンアップ。はい。

Q.バージョンアップということに点に関しましては、1試合ごとに手ごたえがあると思うのですが、今の現状をどう捉えていらっしゃいますか?

A.選手たちはやる気に満ちていて、野望に満ちていて、みんなで一体となって戦っている感触はあります。

Q.その様子をご覧になって、どういった印象でしょうか?

A.うれしいですけど、ぼくには責任がありますので、それを勝ちに持っていかせるというところまで持っていきたいなと思います。

Q.今日の対戦相手の浦和レッズ、現状、どのようにご覧になっていますか?

A.この1ヶ月2か月ではJリーグでベストのチームだったんじゃないですかね。アジアのファイナリストにもなりましたし、非常に強いチームだと思います。

Q.その中で警戒するポイントはどんなところになりますでしょうか?

A.優秀な選手がたくさんいますので、どこということにはならないですけれども、自分たちがどのくらい、ゲームを支配して、90分の中でどのくらい何%くらい、できるかというところがポイントになるという風に思ってます。

Q.今日の対戦ですけれども、選手たちにはどのような戦いをしてもらいたいとお考えですか?

A.非常に強い、アジアのファイナリストですから、それに対して、果敢に勇敢に、今取り組んでいる自分たちの戦いをそのままぶつけて戦ってほしいですね。

試合後インタビュー

試合を観る前に、試合後の岩政監督の考えもインプットしたいと思います。

まずは試合終了直後のインタビューから(こちらも書き起こしです。)

Q.非常に熱量の高い、激しいゲームだったと思いますが、この90分、どう振り返られますか?

A.悔しいですが、選手たちはしっかり戦ってくれて、次のステップに進めるなという感触もあります。

Q.内容的な部分で、ディテールで良かった部分どういったところでしたでしょうか?

A.前半強い浦和をかなり圧倒して、途中まで進んでいけたと、そのあと少しペース落ちましたけれども、この辺りは選手たちに求めているもので、90分もたないことは最初から分かっているということで進めていますので、これを次進めていきます。

Q.相手がフォーメーションを変えてきた中で、その駆け引きだとか対応はできていたように見えたのですが、そのあたりの評価いかがですか?

A.色んなジレンマがありました。そのまま自分たちのやり方の中に巻き込んで、戦いをして、90分戦いたい思いもありますが、選手たちの感触とピッチ内の起こっている現象ですね、それを踏まえたときに少し、対応しながら90分マネジメントしたというのが正直なところですね。

Q.監督仰っていました、川崎戦、この試合が試金石になるとおっしゃっておりましたが、具体的に今後どのようなところがつながりそうでしょうか?

A.まずはこの強い2チームに対して、自分たちが新しく始めたことですね、今までやっていないことを、やろうとして、そこに怖さもあったと思いますけれども、そこに勇敢に、選手たちが挑んでくれて、戦ってくれたことで、次の絵が見えました。これが何よりの収穫ですね。あとは勝ち切らせることができない、僕の責任だということで次に進んでいくだけですね。

次に、試合後のプレス向けに話していた内容はこちら
結果が出ていないことについて、「鹿島のメンタリティーに囚われていない」と答えた岩政監督。いくつかのメディアが取り上げる発言です(後述)が、Jリーグ側に記載はあったものの、鹿島公式に記載はありませんでした。
▼鹿島公式

▼Jリーグ

岩政監督のジレンマを聞いて思ったこと

終了直後のインタビューで言っていた、「ジレンマ」の一つは、浦和のリカルドロドリゲス監督が仕掛けてきたシステム変更だったとのこと。

前半は両CBから中盤の3人に渡して、サイドに展開してクロスorカットインでもう一度、中から攻める形は見返しても見ていてわくわくしました。
一方、「ジレンマ」だった5バックに浦和が変わってからボールを持てるようになるので、いつも通り、引かれたときにどうするのかがまたポイントになるのかなという印象でした。

湘南のような、前からアグレッシブに取りに来る守備をするチームのときと、今回のようにブロック確り作られたときですね。

ボールをとる場所がやっぱり後ろだな

守備に目をやり、浦和のボールロスト位置を見ると、だいぶ最後のところで止めている印象がより可視化されたなあって感じですね。

その他雑感

  • カイキ久々ありがとう!

  • 前半ミドルシュート多くて良かった。

  • ピトゥカ良くも悪くも目立ってた。良いところだけでお願い!

  • ピトゥカ、和泉、樋口のトリデンテ見てて楽しい。

  • ただ、クロース、モドリッチ、カゼミロのあのトリデンテよろしく、カゼミロの役割ピトゥカではない気がするので、やっぱあそこは三竿よなって思ってる

  • セットプレー守備時のゾーン、マンマーク論争はまた生まれるんかなあ

  • 舩橋!!ありがとう!!!(現地じゃ見えなくて何起こったのかわかってなかった)

  • 関川の縦パスやっぱ好きだ!(前半冒頭のミスは10試合に1回くらいにしてほしい…おなか痛くなっちゃうから!)

  • 広瀬よかったけどなあ、クロスがなあ…次に期待!

  • 沖の失点後の振る舞いには少し頼もしさを感じた。

試合後報道

試合後の結果の報道はやっぱり浦和主語のものが多いですね(悲しいけど致し方なしな状況)。

報知の内田記者とサッカーダイジェストのコラムは、どちらも岩政監督のやろうとしていることとアントラーズの伝統の違いに言及していますが、内田記者の方が、本質的な話をしている印象を受けました。
サッカーダイジェストの話は、フォーメーションの話が多くて、しばらく所謂伝統の4-4-2のようなものは使ってない気がするので、違和感でした。反対に昨日は3バック(5バック)に変える前(中村投入時)は4-4-2だったし、ん~~~って感じ。

試合に関係ないところで出てた9/4のアントラーズ関係の報道

やばい、最近FOOTBALLTIME見れてない。見ます!

WE PLAY to WIN

そういえば浦和戦からお披露目になったWe Play to Winの諸々ですが、クラブはこのコピーをどのような思いで出しているのか気になる。
言い換えると、岩政監督の「常勝の看板を下ろす」発言をどうとらえてるのか気になるとも言えるかも。

それは先述した通り、今節で言えば、「鹿島のメンタリティーに囚われていない」という言葉を削った点も然り。

岩政監督は数年後勝つためを見据えているのは明らかだけど、クラブは目先の勝利をまだ捨てきれてないなんてことがなければいいなという危惧です。

私は今年の勝利も大切だけれど、10年後20年後も変わらず強いチームでいてくれることの方がいいよなあと思っている側なので、そういう意味では、これからの鹿島を楽しみにしています。
現地で見たときはどうしても悲観的に映ってしまったこのゲーム。監督の言葉と共に見返して少し楽になりました。

次はコンペティションが変わって天皇杯、神戸戦!
いい試合、そして負ければ終わりなので、ぜひ勝って次につなげて欲しいなと思います(あれ、矛盾してること言ってしまった気がする)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?