バレーボール観戦6年生の話
*2021バレーボールアドベントカレンダー、12/3に参加させて頂きます!よろしくお願いいたします!
日々、Twitter等でバレーボール(主にVリーグ男子)についてツイートしたり、写真をアップしている燈(あかり)と申します。
普段からバレーボールのことについて色々書きたい…!noteがあるんだから観戦記録など投稿しよう!と思うだけで、なかなか行動に起こせなかったのですが、今回アドベントカレンダーの企画があったので「これをきっかけに書こう!」と思い、書くことにしました。
何を書こうかな…と色々考えたのですが、写真を撮っていることもあるので写真と、SNS発信をテーマに書かせて頂きます。
何故写真を撮り始めたのかと、改めて思うと
思えばバレーボール観戦を始めて、6年が経とうとしています。
小学1年生が小学6年生になったと考えると、結構ビックリするものです。
私がバレーボールにハマったきっかけは、2015年ワールドカップでした。
柳田選手と石川選手に魅了されて、男子バレーめちゃくちゃ面白い試合してる!となり、シルバーウィークの連休中に試合があったので、TVの前でワーワー言いながら観戦した記憶が今でも強く残っています。
ワールドカップが終わってからは、主にTwitterでバレーボールについて情報収集をしていました。
そこで目に留まったのは、ファンの方が撮った写真でした。当時の私にとって「ファンが写真を撮ってSNSにアップする」ことは、なかなか衝撃を受けたものです。
今でこそ、バレーボールに限らずスポーツ、イベント、作品展、展示会などは、撮影してSNSで拡散OKなことが多くなっており、そもそもそれを前提とした設計が当たり前になっていますが、当時の私は「え?そもそもスポーツの会場で写真撮っていいの?」というところから始まりました。
学生時代に写真についてかじっていたので、単純にどんな写真があるんだろうと興味があって、始めはプロのカメラマンが撮るバレーボール写真をメインに見ていました。
SNSで情報収集するようになってから「ファンが撮るバレーボール選手は、また違った視点で面白いなあ」と思いながら写真を見ていました。
チーム公式、Vリーグ公式、色んなメディア、様々な形で情報を知ることが出来るけど、ファンが発信する情報は、その選手やチームが好きだからだとか、ずっと見ているから、応援しているからということで、情報量が濃くて凄く面白かったのです。
当時は柳田選手と石川選手ぐらいしか顔と名前が一致していなかったものの、ファンの発信を通じて、Vリーグというものがあるのか、内定選手は大学生…ああ大学リーグもあるのか、大学の選手の情報もSNSである、春高…ハイキューで言ってたやつだな!といった感じで、たくさんの選手の名前や顔、キャラクターを知っていきました。
そして写真があったからこそ、たくさんの情報がより知れたと思います。
私はSNSでの発信を見てきてバレーボールについて知っていったこともあるので、自分も観戦に行ったらそういうことを発信して、色んな人と盛り上がれたら良いなと思って、よっしゃバレーボール観戦に行くぞ!と決めました。
忘れもしない初観戦は2015年12月。東京体育館で行われた天皇杯。
一番気になっていたのは、サントリーサンバーズ対中央大学の試合でした。
ワールドカップにハマるきっかけとなった、柳田選手と石川選手が所属していたこともあり、これは観に行くしかない!と思い、チケットを買い夜行バスに揺られながら東京へ向かいました。
この時の会場の盛り上がりは凄まじくて、朝から自由席の席確保も大戦争。メディアでも多く取り上げられてかなり話題となっていました。サントリーと中央大学の試合は、スケジュール的には夕方ごろ。それまでは他の試合を観ることにしました。
初観戦、しかもぼっち参戦だったため、天皇杯皇后杯でコート4面試合が行われていること自体、最初は「!?」でした。どのタイミングでトイレに行けば良いのか、ご飯を食べたら良いのか全く分からなくて、ロクなものを食べずに1日過ごしていた記憶があります。
選手もチームもよく分からないまま観戦していましたが、それでも観ていると面白い。
今いいプレーをした選手は一体どんな選手なんだろうと気になって、SNSやネットで調べたりしていて、気づけばお目当てのサントリー、中央大学の試合に。そして中央大学がサントリーに勝利して会場は凄いことになっていました。
夜行バスで帰って来て翌日ニュースを色々見ても、その話題が多く取り上げられていました。
それらを見ていて、私は少し考えました。
サントリーと中央大学の試合が一番の目的で観に来たけど、初めて観たチームも、凄く面白い試合をしていた。こんなにたくさんの選手がいる。もちろんサントリーと中央大学の試合も凄かった。だけど他の試合も面白くてだな…などなど。
ただ、配信やメディアを通じてだと、なかなかそこらへんって伝わってこないのかもなあ、と。
バレーボール観戦と写真撮影を始めて6年が経ちますが、色々な思いが自分の中にありつつも、写真を撮る時には「配信やメディアでは分かりにくい、見えにくい部分を、自分なりの目線で伝えられないか」ということを考えているのかなと思います。言葉でも伝えられるけど、情報を濃くするためには写真による視覚も大事なのかなと。
そしてその原点は、2015年12月の天皇杯だと改めて思いました。
会場ならではの写真を撮って、伝えていこうと
TVや動画配信を見ている時には気づかなかったのですが、観戦を繰り返していって、画面の見えないところで色んな動きをしていることを知りました。
実はそこに、選手やチームの特徴がたくさん詰まっていたりするんですよね。
例えば各選手のルーティーンとか。
サーブレシーブする前にレシーブの形を確認したり、サーブを打つ前に色んなことをしていたりと本当に十人十色。
これは配信を見ているとなかなか分からない部分で、会場に行った時の情報量にビックリします。
そういった特徴を見て「この選手はレシーブが得意な選手なんだな」とか「こういうルーティーンを踏まえてあのサーブが放たれるのか」などと、選手の情報がどんどんインプットされていきます。
情報が増えて選手に興味を持っていき、選手のプレーをよりフォーカスして観るようになり、この姿もあの姿も撮ってみよう!と思う。魅了されてファンになった!ということもある。
そんな感じの繰り返しで、写真を撮ったりSNSで投稿を続けていきました。
私がバレーボールにハマったきっかけはSNSを見ていたから。
そして段々と自分がSNSで発信する側になっていって。
長いこと続けていると、過去にアップした投稿や写真にリアクションがあったりします。特に日本代表での試合が多くなると結構増えるのですが「日本代表で活躍していた選手のことを知りたくて検索してくれたのかなあ」と感じることがあります。
このInstagramの投稿、アップしたのは2019年8月で当初はさほど反応が無かったのですが、2019年のワールドカップで西田選手の大活躍がきっかけでいいね数が急上昇。
ワールドカップが終わってから、色んな人が検索をかけてくれて目に留まったのかなあと思いました。
2018/19はジェイテクトが苦戦していたシーズンで、西田選手が途中交代をすることも何度かありました。この写真は交代した後のタイムアウト時にコートを羽織る様子なのですが、色々思う部分があったのだろうか…というのを感じます。
こういうのが多分、配信ではなかなか映し出されない部分で、会場観戦しているからこその視点なのかなと思います。
ちなみに自分が発信し始めた当初は、写真を載せても選手名やチーム名を入れていないことが多かったのですが、しばらくしてからは名前を入れるように意識しました。
未来の誰かがバレーボールに興味を持って情報収集をし始めたときに、繋がるのかと思って。そういえば自分だってそうだったじゃないかーって。
そういう時を超えたコミュニケーションって、SNSではよくあって、面白いなと思います。
…とかなんとか言っておりますが、「配信やメディアでは分かりにくい、見えにくい部分を、自分なりの目線で伝えられないか」ということを考えていつつも、何よりも一番に思うのは「バレーボールを観るのって楽しいな」です。
やはり「楽しい」がないと、6年間も観戦していることなんて無いかなと。6年たっても分からないことはあるし、分からないことが分かるのが面白い。新しいこと、選手を知るのが面白い。
先ほど載せた写真は、バレーのプレー以外のシーンが多いですが、実際はプレーの写真も多く撮っています。
あとプレーに集中したい時はカメラを置いたり、応援したい時は手拍子しまくっていることもあります。気になるプレーがあったらTwitterでメモ代わりに呟くこともあります。
観戦中に色んなことをしすぎて「燈さんは何人いるんですか?」と言われたこともありますが、ちゃんと一人です(笑)こんな感じで、自分なりに色々と楽しんでいます。
実生活が忙しくなっても、少しバレーボールから離れている時期があっても、Vリーグのシーズンが始まる10月になればやっぱり戻ってくるし、昨年はコロナの影響でなかなか行けなかったのもありますが、今年は行けるところであれば「よし、行こう」と思い、色んな会場に足を運んでいます。
なので、これからも自分なりに、楽しくバレーボールについて発信をしていきたいなと思っています。
「よし、行こう」という思いについて
ちょっと話はそれますが。「よし、行こう」というのはバレーボールを観るのが楽しい以外にも思う所があります。
それは昨シーズン、コロナの影響によって無観客試合になったこと、試合が中止になったこと。「選手が引退・退団します。これが最後の試合になります」という試合も中止になって…ということもありました。
「推せる時に推せ」「いつまでもいると思うな、親と推し」などと言いますが「次もきっと観られるだろうし」と思っていたら、次がなかったっていうことにもなるんだなと。
特に昨シーズンは、2015年にバレーボールにハマった私にとってはなじみの深い、好きな選手たちが続々とユニフォームを脱いでいきました。
次もきっと観られるかもしれない。いやその次はないかもしれない――
コロナが落ち着いている今とはいえ、健康と安全は第一に。
ですが、出来る限り会場には「よし、行こう」。そんな気持ちでいます。
Twitter以外にもInstagram(@akr_vb)に写真アップしてます。頑張りたい。
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