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V.LEAGUE Division1 MEN-F.C.TOKYO HomeGame【2022/2/6墨田】

2022年2月6日、墨田区総合体育館で行われたVリーグの試合、FC東京バレーボールチームのホームゲームに行ってきました。前回行ったのは1月16日、VC長野トライデンツ戦から2週間ぶりです。

▼前回の感想文▼

その次の週のサントリーサンバーズ戦も行こうと思っていたのですが、私の周辺でもコロナの影響で様々な制限が増えていたため、遠征をしばらくお休みしていました。推せる時には推せと言いますが、なかなか難しい状況になってきました。

サントリー戦はVTVでの動画配信を観ていましたが、墨田ホームゲームからFC東京の選手たちがペットボトルを使った応援グッズを作り、会場で配布しているというのがSNSで発信されました。
声を出しての応援が出来ない状況下、選手が歌ったチャントに加えて、応援グッズの音が増え、動画配信でも音による会場の盛り上がりが伝わってきました。


今回は大分三好ヴァイセアドラーとの対戦。8位・9位で大分三好が勝利すると、順位が入れ替わる可能性があるとても重要な一戦でした。

2/5は接戦が続きましたが、3-1でFC東京の勝利。ただどちらも修正点が多く見られる内容だったので、そこを立て直して挑めるかが注目の2/6の試合でした。

試合結果は2/5と同じく3-1。ですがどのセットもかなりの接戦。1セット目・3セット目はデュースで、特に3セット目は31点まで行きました。

ピンボケしているベンチの盛り上がりも凄い
誰に
ピントを
合わせれば
いいんDA!?


(不動のルシアノさん強者…ッ!)

良いんです。こんなに盛り上がっている時はピントが合わないことが大正解なんですきっと。合わないことこそ、会場の熱狂と撮影者の私の興奮を表現してくれているのです。


…とまあ、3セット目にデュースに入ってからはコート内はずっとこんな感じ。
試合が終わってから、VTVで実況解説付きで動画を見ていたのですが「まるで決勝戦を観ているかのよう」とコメントされていて、正しくそんな盛り上がりでした。試合内容はFC東京も大分三好どちらも譲らない、本当に息をするのを忘れるぐらいの緊張感。

デュースが続いて29点目、非常に高くて強いスパイクとサーブが印象的なバグナス選手が、笛が鳴った直後にフローターサーブを打つシーンがありました。
虚を突かれたFC東京はサーブレシーブが崩れ、ボールが直接返ってしまいますが、東京がすぐさまブロックで抑えて失点を防ぎました。

私としてはこの場面が、この試合の分水嶺だったと思っていて、もしこれを抑えらなかったら、第3セットは大分三好が取っていたと思うし、第4セットも切り替えが難しく、1-3で敗れていたのかも…と思いました。奇襲に対応しきちんと抑えて次に繋げたのは、かなり大きかったと思います。

30点目の時、選手たちが肩をしっかりと組み、何度も確認しあって話していたのが印象的でした。そしてこれがあったからこそ、31点目に繋がったのだろうと思います。


FC東京バレーボールチームのTwitterアカウントでも、第3セット取ったところの動画がアップされていましたが、盛り上がりが本当に凄くて。最後は手原選手のブロックでエメルソン選手の攻撃を止めました。

山田大悟選手のサーブで崩してからのブロックでした

「まるで決勝戦のよう」
東京はますます感染状況が厳しくなっているのもあり、墨田の体育館も空席が目立ちました。だけど今回の試合は「え?満員なんじゃないか?」と思うぐらい、手拍子と応援グッズの音が響き渡っていました。

まだ墨田ホームゲームはありますし、ラストは町田でホームゲーム。これから少しずつでも感染状況が落ち着いて、FC東京ホームゲームに足を運んでくれる方が増えたら良いなと思いました。

「満員なんじゃないか?」と思うのではなく、満員の会場でFC東京の試合が観たい、と。


そうそう。前回のホームゲームとの違いと言えば、今回の墨田ホームゲームには、古賀太一郎選手がコーチとしてベンチに入っていました。

ホームゲーム挨拶の際はゆっくりと歩いていましたが
追い越し禁止のサインを出したりなど。


試合が始まってからは、太一郎選手の声がよく聞こえてきました。
タイムアウト中に選手たちに声を掛けていて、良いプレーがあれば褒める。ラリーが続いたら色んな指示をする。改めて太一郎選手の存在の大きさを実感しました。

ヨナス選手からも色々聞きにいっていたみたいです

そういえば太一郎選手、リベロで入っていた時に、サーブレシーブでヨナス選手・エスぺホ選手が良いレシーブしたら「bravo!」って言っていたのを思い出しました。


14番オポジット・長友優磨選手
5番リベロ・谷口渉選手

今回の試合は本当にどの選手も素晴らしかったのですが、特に長友選手・谷口選手の存在が光っていました。

長友選手は、ラリーが続いた時や苦しい状況でトスが上がってもしっかりとスパイクを決めていて、この日はチーム最多得点で決定率も50%超え。
何より、攻撃を決めた後の佇まいや雰囲気が凄く引き締まっていて、空気が違いました。今日は何があっても崩れない安定感がありました。

言い方が正しいかどうかは分からないですが、長友選手が決まらなかったらそれは相手が凄かったんだ、そんな感じです。

タイムアウト中のルーティーンも、いつもとは違う雰囲気


谷口選手はこの日サーブレシーブ本数が多いながら、成功率は69%。ディグだったり、ラリーが続いたときの繋ぎも非常に安定していました。

太一郎選手が負傷した時に、FC東京メンバー全員とても大変だったと思うのですが、アウトサイドヒッターからリベロに転向した谷口選手は特にプレッシャーもあったと思います。

だけど試合を重ねていくにつれて、プレー内容が良くなっているのを感じますし、何よりコートを駆け回ってチームを鼓舞している姿は、とても胸を打たれます。

表情が見えなくても伝わる


そして印象に残っている事もう一つ、VOMに選ばれたセッターの手原紳選手のインタビュー。
前回の墨田ホームゲームでもお話しされていましたが、FC東京バレーボールチームは活動休止、色々葛藤はあるけれども、それでも観ている人たちに何かが伝わるようにと。


ハイライトの最後の方に、VOMインタビューがノーカットであるので、是非いろんな方に見て頂きたい内容です。



前回の墨田ホームゲームに行った時はスタンド席で観ていて、プレーはスタンド席から観る方が面白かったりするのですが、今回アリーナに座ったら、見える世界がまた違って面白かったです。
やっぱり選手の表情とかを見るのは、アリーナだと迫力が全然違うなあと。

特に今回は大接戦で、終始痺れる展開だったから、余計にそう感じたのかもしれません。
呼吸をするのを忘れてしまいそうになる、そんな中から生まれてくる熱情。距離が近ければ近いほど、感情は揺さぶられるものです。

熱い試合展開を間近で観て、バレーボールが、FC東京バレーボールチームが好きだなと思ったし、あと写真を撮るのも楽しい!と改めて思いました。


2月に入り、Vリーグも後半戦。3月ラストまであといくつ数えると…ですが、感染対策は怠らず、健康第一に、悔いのないようにこれからも観戦をしていきたいです。


10勝して太一郎選手を囲んでいる姿を見たいな~


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