Day 7. 身体が持たない

朝方

かぐわしいニオイで目が覚めた。

「ねぇ、オナラしたでしょ亅

「してないよぅ…亅

くっせー。

農場でキャンプすると
こういう事があります。
自然の摂理?
慣れないとね。

今日はいよいよ
横移動。
東から西へ移動します。

また人懐こい馬ちゃん達を集めてサヨナラ。

雲が相変わらず広がる空。
でもこれが私にとってはベスト。

ただでさえ自転車でヘトヘトなのに
太陽に体力奪われると
本当に大変だから…


突然黒いものが道に!!

大型のわんこー!!!
人懐こく道に出てきて

遊んで♪遊んで♪
とすり寄ってくる。

あぶないよー!でも

かわいい!!

川から海へ
停泊している
船の種類も変わってきます。

ここまでくると、
風の匂いも変わってきます。

そして海辺は

風力発電のタワーでいっぱい!

くるくるまわっています。

くるくるまわっている…ということは

風が強い。

向かい風。

進まない。

進まないよぅ…

何度休憩をはさみつつも

風の力に心が折れそうになる。

じーーっと我慢しながらペダルをこぎ続け、

やっと風力発電通りを抜けた!!

小さな港町を通過する

なにか対岸にある

何あれ

座る人。

更に小さな粒みたいなのが
本物の人間(笑)
実際下にいったら巨大なんだろな。

あーあと少し。

海風はもうごめんだよ。
あとは町中を走らせておくれ。

なんて願いは一瞬で夢と化し


今度はここ

地獄の

防波堤自転車道20km

これはどこの鬼合宿ですか

もう半ベソ状態

なーにもない=風を全身に浴びながら


ひたすら真っすぐな道を
再び


じーーっと我慢。

もう物事を考える事が出来ない

リアル無心

防波堤の最後に差し掛かった頃に
一人のオジサマに話しかけられる。

「どこから来たの?亅

この方も、同じく自転車旅行をしているらしい

少し気が紛れた。

ありがとう、オジサマ。

とりあえず目的地には無事に到着。

テントたてて、寝床を作って、
ワイン飲んで、気絶。

限界よろしく

明日までに快復してますように。

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