akr

大学職員。業界経験は結構長い。組織に縛られないで発信したいがそれで食べていく能力はない。twitterで書ききれない業界向けの独り言をこっちに書きます。twitterと同じくアイコンは mgr allergen0024 さんの作品です。

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大学職員。業界経験は結構長い。組織に縛られないで発信したいがそれで食べていく能力はない。twitterで書ききれない業界向けの独り言をこっちに書きます。twitterと同じくアイコンは mgr allergen0024 さんの作品です。

最近の記事

組織の改革っていうか、壊すことについて

今の職場にきて、「改革」の現場にいる機会は多かったように思う。 学部の改組とか、人事制度改革とか、基幹システム全取り換えとか、ガバナンス改革とか。 自分自身が中心だったかというとそういうわけでもなく、もちろんすべてが成功しているわけではないけれど、気づくと関わっているというか。なぜそうなるのかというと、壊すことに抵抗がないから、というところに行きつく。 そして大学時代のサークル活動のことを思い出して少し書いてみたくなった。 通っていた大学には当時5つの合唱サークルがあった。

    • 私立大学(学校法人)に事務局長は必要か

      Twitterでのアンケートの結果、8割が事務局長のポストあり、2割がなし、要不要では6割強が必要、4割弱が不要との回答でした。 ポストありと答えた方の8割弱が必要、ポストなしと答えた方は逆に6割強が不要としており、現状を肯定している回答が多くなっています。 以下私見です。 事務局長のポストの要・不要は役員の構成や役割の考え方と密接に関係するように思います。役員の構成は学校法人によって異なりますが、教員(と外部有識者等)が理事の大半を占める中、事務局長が唯一の理事ポストと

      • 仕事における「スルーする力」

        多くの人の仕事の不満の要因に、上司からの「無価値な仕事」の指示がある。まじめな人ほどこれに従順に対応しようとしたり、逆に正面から反発したりするが、良い方向に進まず残業とストレスが増すことになる。 私ががどうやって解決してきたのかと改めて考えてみると、「スルーする力」の強化である。これは「無価値な仕事だな」と感じたらとりあえずスルーする。 「無価値な仕事」を次々に思いつく上司は忘れるのも早いのでこれで7 割くらいは終わりになる。 少し時が経って、2度目に言われたときにはこれ

        • 大学用語だらけの桃太郎

          (「リクルート用語だらけの桃太郎」に触発されてひっそり書きました。怒られたら消します。当然のことながらすべてフィクションです) むかし、むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがありました。まいにち、おじいさんは高校へ進学ガイダンスに、おばあさんは虎の方へ事前相談にいきました。 ある日、おばあさんが虎の方から帰る途中、近くの川の上流の天の方から、大きな桃が流れてきました。おばあさんは「天から下ってきた縁起のいい桃じゃ」といって家に持ち帰りました。 家に帰ってさっそく

          先輩職員インタビュー(お年寄り編)

          大学職員の人事をしている玉山さんを皮切りに、界隈で静かに流行している「大学職員インタビュー」をまねてやってみます。質問項目も前例踏襲です(元は埼玉大学のインタビューだそうです)。世代が上過ぎてニーズないかもしれませんね。 1.前職についてQ.前職はありますか?また、前職がある場合は前職の業種、職種を教えてください。 前職も学校法人ですが、収益事業の比率が半分を超える変な学校法人でした。 Q.前職での経験で最も役立っていることは何ですか? 新卒時の研修で言われた「100

          先輩職員インタビュー(お年寄り編)

          マネジメントの視点において企業と大学は違うのか

           大学に勤務しているとしばしば「企業と大学は違う」というフレーズを耳にする。このフレーズは多くの場合、企業のマネジメント経験者がその手法の活用を提案した際に、反対の理由として発言される。  この議論は、大学マネジメントの方向性を考える上でかなり本質的な問題を含むと思っているが、私は少なくとも私立大学においては「基本的には同じ」というスタンスで仕事をしている。  まずは企業と大学の責任について。「企業にとって第一の責任は存続することである」(P.F.ドラッカー「現代の経営」よ

          マネジメントの視点において企業と大学は違うのか

          大学職員としての残り時間でやりたいこと

          数か月以上前の話、もっと言えば昨年から今年の2年越しの話ですが、某(自大学でないでない)先生にお声がけいただき、スタッフポートフォリオ作成に取り組みました。 職員のために企画された研修ではなく、教員の「ティーチングポートフォリオ」作成研修にまざって、一人だけ「スタッフポートフォリオ」の作成に取り組むという研修で、まあ、実験台になったといばその通りです。ご承知の方も多いと思いますが、これらのポートフォリオ作成とは、一言でいえば、今までの業績(やってきた仕事)を整理して振り返り、

          大学職員としての残り時間でやりたいこと

          業界紙に連載したことについてカジュアルにnoteしていきたい

          2015年から1年ほど業界紙への連載の枠をいただき、思いつくままに怖いもの知らずに書いたりした。30回分くらい書いた中で納得のいくのは数回分で、稚拙だったよなと思うのだが、それでもやって良かったと思っている。 そんなわけで、その中から「やっぱりそれでも自分はこう思う」というテーマを取り上げて、もっとカジュアルに、さらに本音でここに書いておこうと思っている。

          業界紙に連載したことについてカジュアルにnoteしていきたい

          別に大学職員になりたかったわけではない

          怒られそうなタイトルをつけてしまった。大学職員、今は結構人気の職業のようだ。私が大学を卒業して就職したのはバブルの頃。学部は文学部だし、もともと有名企業への就職とかイメージしていなかったし、今思えば就職舐めてたかもしれない。 学部で勉強してた学問分野に嫌気がさし、結構本気でやっていた文化系サークル活動で食ってく覚悟もない。そのころ超人材不足だった「SE」とかいう仕事だったら未経験でもどこでも入れそうでそこそこ向いてると思ったし、実際さっさと内定もらえたのでそうやって働くつもり

          別に大学職員になりたかったわけではない