大学用語だらけの桃太郎

(「リクルート用語だらけの桃太郎」に触発されてひっそり書きました。怒られたら消します。当然のことながらすべてフィクションです)

むかし、むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがありました。まいにち、おじいさんは高校へ進学ガイダンスに、おばあさんは虎の方へ事前相談にいきました。

ある日、おばあさんが虎の方から帰る途中、近くの川の上流の天の方から、大きな桃が流れてきました。おばあさんは「天から下ってきた縁起のいい桃じゃ」といって家に持ち帰りました。

家に帰ってさっそく桃を割ってみると、中から赤ちゃんがポリポリポリと頭を掻きながら「APCPDP~」と産声をあげてあらわれました。おじいさんとおばあさんは赤ちゃんに「もんぶ太郎」と名前をつけ、せっせとFDSDをさせて育てました。

大きくなったもんぶ太郎は「鬼ヶ島に大学改革に出かける」と言いました。おじいさんとおばあさんは「改革は危険だからやめたほうがよい」と言いましたが、もんぶ太郎は「改革、改革」と言い張りました。根負けしたおじいさんとおばあさんはもんぶ太郎に自己点検書と認証評価結果などたくさんの書類を風呂敷に包み持たせて送り出しました。

もんぶ太郎が鬼ヶ島に向かうと犬学長に出会いました。犬学長に「どこに行くのか」と聞かれたもんぶ太郎は「鬼ヶ島に改革に出かける」と答えました。犬学長は「改革は危険だ」と言いましたが、事務局長が「いっしょに改革して鬼退治をすれば競争的資金が手に入ります」というと、犬学長は「ではお供しましょう」と言っていっしょに鬼ヶ島に出かけることになりました。

もんぶ太郎と犬学長が鬼ヶ島に向かっていると猿理事長に出会いました。猿理事長に「どこに行くのか」と聞かれたもんぶ太郎は「鬼ヶ島に改革に出かける」と答えました。猿理事長は「改革は危険だ」と言いましたが、もんぶ太郎が「いっしょに改革して鬼退治をすれば入学定員増が手に入ります」というと、猿理事長は「ではお供しましょう」いっしょに鬼ヶ島に出かけることになりました。

鬼ヶ島の入口には虎がおりました。もんぶ太郎が虎に「これから改革に出かけます」とい言って設置認可申請書類を見せると、虎は「おお、改革はすばらしい、私もお供します」と言って鬼ヶ島に入ることができました。

こうして教職協働で鬼ヶ島に向かった一行は、虎の力を借りて鬼を倒し、たくさんの競争的資金と入学定員を持ち帰り、村の教授や理事たちに配り、皆は大喜びでした。

めでたしめでたし

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?