見出し画像

祝日から日本を考える

【祝日から日本を考える】
私のクラスの生徒は、きっと「日本一祝祭日に詳しいクラス」と言えるのではないでしょうか…
先月、「明日は何の日でしょう?」と聞いたら、「勤労感謝の日!」という声の中に、「新嘗祭!」と言っている子がいました。(すごい…!!)

たまたま祝日に詳しい子がクラスに集まったわけではありません。ではなぜ、こうなったのか?

「勉強会で学んだ日本の歴史や世界情勢を子どもたちにも伝えたい!」そう思った私は、次の日の学活で意気揚々と学んだことを話すのですが、全然伝わらず…
それもそのはず。私のみているクラスは特別支援学級で、知的障がいのある生徒たちです。
どうしたら伝えられるだろうか。せめて日本の歴史に関心をもってもらいたい。
どう伝えようかと悩んでいたとき、祝日を通して伝えられるのではないか?と考えました。

それから祝日の前の金曜日には、クラスのみんなに質問をするようにしました。「次の月曜日は何の日でしょうか!?」そんなクイズから始まりました。

何度か続けると、子どもたちは察するようになるんですね。「祝日の前の日、先生は絶対クイズを出すから、調べておこう」
と、自分から調べる生徒がでてきました。

そのうち、「○月○日が、□□の日になったのはどうしてでしょう?」と、少しずつクイズの内容をレベルアップさせていきました。

すると、私よりも生徒の方が祝日に詳しくなり、今では逆に生徒のほうから問題を出されるほどです。

祝日クイズに何か効果があるのかは分かりませんが、
祝日を通して自分の住むこの国を好きになってくれたら嬉しいです。