見出し画像

ピンとこなくても、あとから号泣するパターンもある

ヒプノセラピスト養成講座で
生徒同士がセラピスト役とクライアント役になって行った
あるセッションでのこと。

私はたしか「家族にまつわること」をテーマに
クライアント役としてセッションを受けました。

詳細は忘れたのですが
今日はそのテーマでセッションする旨を
先生のチハラダニコさんに伝えると、

ニコさんは直感からの、
ちょっと不思議なアドバイスをくれました。

「アコさんが”羊にもまれる”というのを入れたら良い気がする、
うん、そうね、アコさんは”羊”がキーワードね」と言いました。

なぜ「羊」かは、ニコさんもわからないし
私もわからない。

とにかく「私が羊にもまれると良いのね」と思い、
そういうことを意識して催眠へ入っていったそのセッションで、
私と、私のリアルな家族たち(父、母、姉妹など)が
羊として登場しました。

ある牧場で私たちは飼われているようで、
ニコさんの提案を実行するべく私(羊)は家族(羊)と
おしくらまんじゅうして遊んでいました。

すると、そこに私たちの倍ぐらいありそうな
体の大きい羊族が牧場へやって来ました。

私たち羊族は体の大きい羊族に食料を奪われ、
お腹をすかし、体の大きい羊族の目を盗んで
食料を集めて家族で分けあって生き延びました。

最初の陽気な雰囲気からは一転してシリアスな羊ドラマになっていき、

その後、私たち羊族はその牧場を出て、流浪の羊になりました。

最後はどんな風に終わったか覚えていませんが
思わぬ展開続きの面白いセッションで、
それなりのオチと気づきがあったと思います。
さほど「感情」が揺さぶれることはなく終わりました。

しかしその夜、ひとりでゆっくりしている時間に
なんとなーくそのセッションの内容を思い出していたとき。

たぶん「羊」が潜在意識の中で、
さまざまな記憶を刺激したのだと思います。

何が、どう繋がったのか解らないのが
潜在意識を動かしたあとの面白さではあるのですが

私に突然、
ドカンとした感覚が落ちてきたのです。

「ああ、そうだ。
 私は過去生で迫害されたユダヤ人だった」

その気づきが出てきた途端、わけもわからず悲しみが体を突き抜け、
涙が溢れ、それは嗚咽となって数分間、私は痙攣のように体を震わせて
泣き続けました。

最初は「言葉」=「フレーズ」が来たので、
アウシュビッツなどのことをさしているのかと思いきや
浮かんできた風景や感覚は紀元前の古代での過去生でした。

それが本当に過去生かは誰もわかりません。

ただ「その感情が私の体の中にある」ことが事実なのです。
そこには、自分のことを知れた喜びがありました。

私は感動の涙を流したのでした。

私の場合は、ヒプノセラピーを受けているときは
どこか緊張してるのかもしれません。
ヒプノが終わった後、ぼーっとしている時や、
夢から覚めたときなどに感情の波が後からくることがあります😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?