本はもう出しません
詩集を出しちゃってから
こんなのが出てきました
それで 何で出しちゃったんでしょうねえ
以前見逃されちゃって 相変わらず「本書いたら?」
というメッセが 多々来ますので もう一度
私の詩は 友人根岸季衣に言わせると
拗ねたブルースなんだそうです
ブルースって 黒人の演歌とも言われるけど
私の詩って 演歌なのかな
拗ねたは 当たってるかもしれませんね
まっすぐじゃなくて チョッと拗ねてて
何か思いついたら すぐ書きます
食事中に急に思いついて
食べながら書いたり
寝てる最中に 急に言葉が産まれて
飛び起きて書いたり
拗ねたブルースは いつも突然産まれます
さぁ 書くぞと思っても 書けません
まるで稲妻に打たれた様に コトバが跳ね飛びます
不思議ですね
いつからこんな風になったのか
もう 良くは覚えていません
随分若い頃 15歳くらいの頃からそうでした
いつも 産まれてくる言葉に負けそうになりながら
時には泣きながら 書いてきました
そして今 想います
詩人しばたあこは まだまだまだ書くぞ
言葉が生まれ続ける限り 書いて書きまくるぞ
私が一番綺麗だった頃は 特にないけど
私が一番詩を書いていた頃
恋をして 死なれて 苦しんで 躓いて
そしてまた立ち上がって ずっと書いていました
ただ 日本のどこか そこら中に
自分の心を 裸で晒すのは 怖くなりました
裸の心を 全ての人に曝け出すのは 恐ろしい
それに気付いてしまったので もう本は出しません
ここでだけ書いて いずれ消えていく
私は それでいいのです それで満足なんです
どうか そう言う想いを ご理解ください
メッセージは 出さないでやって下さい
まとめてのお返事ですみません
私が一番生きていた頃 私は詩を書いた
これからも ここに書く 今も書く
それが私の 生きた証 です
って 描いてたんですよねえ
不思議だ