見出し画像

食事でエイジングケア!新解釈 「カロリー制限」は単なる兵糧攻めダイエット法ではない件

1. ダイエット法としては「糖質制限」以前の遺物の立ち位置、メッキリ不人気です。

「カロリー制限」

カロリー計算が必要であったり、
基礎代謝を切らないように食べながら、摂取カロリーを消費カロリー未満に
抑えるなど、いかにもツラいです。

そのまんま行えば、栄養不足に陥って
元気がなくなり、無月経や骨粗鬆症や
免疫力の低下を招きかねません。

食べるのを我慢するダイエット法と解釈すればそうなります。

カロリー制限?


ほんとうの「カロリー制限」

生命科学の最前線では、科学的根拠が
豊富な老化制御法として「エイジング」の最先端をいく食事法なのです。

とはいえ、別に新しい話ではないの
です。

健康のためには「腹八分目」がいいと
いうのは、江戸時代の儒学者で医師の
貝原益軒の「養生訓」にも記されて
います。

2. 貝原益軒の「養生訓」に時代が追いついた!

江戸時代の健康インフルエンサー
「養生訓」の貝原益軒!


おさえておきたい、ふたつの用語

① NAD
初めて発見されたのは1906年。
「抗老化ビタミン」のようなもの、
細胞内のミトコンドリアのエネルギー
産生に欠かせない補酵素。
NADがないとヒトは生きられず、加齢により減少していき、80歳を過ぎると限りなくゼロに近づく。

② サーチュイン遺伝子
細菌から哺乳類まで多くの生き物に
備わる遺伝子。老化と寿命の制御に重要な役割を果たしているとされる、別名「長寿遺伝子」

サーチュイン遺伝子を活性化させるのがNAD。

NADを増やして長寿遺伝子を活性化すれば、健康寿命を延ばすことができる!

その具体的な方法のひとつが「カロリー制限」という研究結果が続々。

肥満や不健康に悩む私たちって、ほんと昔からある健康法や体に備わっている
機能を忘れちゃっているのですね。

「カロリー制限」で老化速度が抑えられ健康寿命が延びる仕組みとは、

摂取カロリーを減らすと、脳、膵臓、
肝臓など全身のさまざまな臓器の細胞中でNADが増えます。NADが増えると
長寿遺伝子にスイッチが入ります。

長寿遺伝子サーチュインには種類があるようですが、発見済みの全てにNADは刺激を与えます。

そして起こること!

傷んだDNAが修復され、細胞の
エネルギー産生工場のミトコンドリアが若返り、正常な細胞分裂を促進します。

こうして全身の細胞で老化を食い止めるシステムの歯車が本来の動きを取り戻して動き始めるのです。

NADの増加が長寿遺伝子を活性化する!


江戸時代に貝原益軒が推奨した
「腹八分目」まんまですね。

すごくないですか!貝原益軒!

3. 腹八分で何をどう食べるか。


参考になるのは、沖縄の伝統食や
地中海式食事法と言われています。

腹八分で食欲をコントロールするには
どうしたらいいか。

いつでも手軽に食べたいものが手に入る現代では、空腹知らずで無意識に食べているのではないでしょうか。

まずは自分の体が、腹八分目に耐えられるどの地点にいるのかを確認することが必要です。

健康であれば太らないし痩せない、健康だから自分のベストを維持するチカラがあるのです。

追伸
「カロリー制限」を糖質オフ、カロリーオフ食品で行うと、人口甘味料、ぶどう糖果糖液糖を多く摂取することになり、ダイエットにも健康にもなりませんので注意です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?