最短経路でなくっても良い。思いついた考え方でやってみよう!
今回は、以前のこの記事「簡単に答えを教えない指導」に似たシリーズで、
塾講師として指導する中で心掛けていることを紹介したいと思う。
紹介する内容はタイトルの通りで、一番簡単・一番ミスのない解法でなくてもOK!まずは自分が考え付いた方法でも解けるか確認するということを大事にしている話。
自分がよく担当する教科である数学を例に説明する。
数学は過程も大事だが、最終の求めたい答えが一致していれば、別の考え方もありだと思う。
例えば、
(1)中学数学では連立方程式の利用(文章題)で何をxとするか。
(2)高校数学の確率で余事象を使うか、求めたい事象の確率を計算するか。 などがある。
1つ目の例
:何をxとするか?に関して言うと、基本は問題で問われているものをx(ex.えんぴつの本数を求めよ→x本など)とすることが多い。
だけど、もし生徒が別のものをxとおいて、結果同じ答えが出せるのであれば、その計算式を否定はしない。
ただし別のものをxとしたら、答える際に注意が必要。
つまり、ケアレスミスの頻度が上がる危険性があるよ。という話までするように心掛けている。
2つ目の例
:余事象を使うか?についても同様で、余事象を使った方が計算ミスしにくいとか、考えるべきパターンが少なくて済むとか解説に載っている解法はそれなりの合理的な理由があると思う。
でも、手を動かして自分なりに考えた方法で解けるという結果があり、
その上で時間の限られている試験の時には、こっちの解き方が良いねって言うと納得度は上がる。
なんで大事にしているか
仕事をしていると実感するのだけど、簡単でミスのない方法が一発で出てくることは少ない。
色々と試行錯誤した結果、この方法が良かったという結論が出ることはあるけれど、それは全部やってみたから知っているだけの話。
だから学校で習う勉強も、まずは自分が分かる知識をフル活用して解けるという初めの一歩。
次に、ほかの解法として、こんなやり方があるんだ!そして、その方法が自分のやり方と比べて、こんなメリット・デメリットがあるんだ!という発見がある方が楽しいかなって思う。
時間に余裕がなく、今日中にここまで進めたいってカリキュラムがあると全部は対応しきれないけど。
質問対応で1コマもらってることがありがたいな~と思う。
今週はテスト前の生徒たち、どんな解き方をひらめくか楽しみにしたい!
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