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私が「ねこレストラン」をやめられない理由

ねこレストラン、というアプリをご存じだろうか。

その名の通り、ねこのシェフがレストランを経営するというコンセプトの、半放置系スマホゲームである。
知らない人は、当記事のヘッダーと公式ツイッターを見ればなんとなく世界観をつかめると思う。そのゆるさが。

このところ、勉強に追われてゲームも読書もはかどらない私だが、なぜかこのねこレストラン(以下、ねこレトと呼ぶ)だけはやめられない。
世に放置系ゲームは数あれど、ねこレトのなにがそんなに私を惹きつけてやまないのか。今回はそれを確かめていきたい。

※スクショの掲載許可は公式さんに確認済み※

1.キャラがゆるかわ

これはもう、一目でわかると思う。
手描き風のねこに始まり、うさぎ、しか、おおかみ、いぬなど、脱力系のテイストで描かれる動物に癒される。ときどき「なにこいつ」みたいなのが出てくるのもまたいい感じだ。

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キャラクターの職業?はさまざまで、レストランのスタッフとお客、中庭でパフォーマンスを行うアーティスト、釣り場に出現する(たぶん)自営業者たちなどなど。
特に自営業のキャラクターたちは、放浪パンダだのまずいパンケーキ屋だの格安魔女スープだの、よくわからないがゆるくてかわいいのが多い。

そしてゆるいのは絵柄だけではない。ねこレトは香港のデベロッパーさんがつくったゲームらしいのだが、ローカライズ(日本語化)もゆるい。
もちろん問題なく翻訳されているときもあるが、なんか、間違ってはいないんだけど……なんかちがう……。みたいなセリフが忘れたころにやってくる。
本来褒められたことではないのだろうが、私はこのなんともいえない、頑張って翻訳されたと思しき日本語が好きである。

ゲーム内通貨であるにぼしを貯めてレシピや家具を購入すると、出現するキャラクターは少しずつ増えていく。次の動物を見たくて、にぼし確保のためについアプリを起動してしまう。

2.意外と忙しい

ねこレトは放置系ゲームだが、実際のところ放置だけでレストランは繁栄しない。やるべきことはたくさんある。
マネジメントしなければいけないフィールドは現在8つ。多い。

まずログインしたらビュッフェコーナーで待ってるお客に話しかけ、続いて前庭でゲストを呼ぶ。ゲストが来るまで5分あるからそのあいだに中庭で咲いた花を摘んで水を遣り、その足で釣り堀まで行って釣り餌の補給。デリバリーエリアで食品を補充し、さらにテラスまで行って必要な食器を手に入れたらお客を呼び込む。そうこうしている間に前庭にゲストがくるのでお客集団を集合させて・・・

忙しいのである。
さらに、そうしてメインのレストランエリアをおざなりにしていると、スタッフが勝手に休憩して大行列になったりしている。

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忙しくしている合間ににぼし泥棒やらスカンクやらG先生やら、いわゆるオジャマキャラも登場する。彼らが来たときにはアナウンスが流れるので、これまたレストランまですっ飛んでいかねばならない。

楽しい。ゲームや仕事に効率を求めるタイプの人ならわかってくれると思うが、いろいろとベストなタイミングで行動するのはなんとも快感なのだ。

さらに、気分転換というか、気を紛らわすというのは、生きていく上で重要だ。
個人的な話で恐縮だが、私は今SHElikesというweb制作系のオンラインスクールに入っている。

フォトショやイラレでバナー制作をしてはコンペに出し、採用されず、コンペに出し、採用されず、マーケティングもやりたいし、ライティング講座の課題全然進まんし、そもそもバナー行き詰ってるし、……。

しかも私、失業中である。貯金はあと2ヶ月で尽きる。いいかげん就職活動をしないといけないが、いかんせん体調が思わしくない。だが貯金は尽きる。あああああ……。

とかそういうアレコレを忘れさせてくれるのだ、ねこレトは。忘れていいのかわからんが。

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釣りもできちゃう。

3.広告を強要されない

これは正直、どう感じるかは人によって違うと思う。私は強要されてる感はなかった。

放置系ゲームに広告はつきものである。それは仕方ない。
だが、大半の放置系が「広告見ないと先に進めない」のに対して、ねこレトは「広告見たら報酬2倍にしてあげるよ」のスタンスなのである。

再生したほうがゲームの進みが早いのは確かなのだが、なんかめんどいぞと思ったら再生しなくてもいい。寛大である。

* * *

以上が、私の思う「ねこレストラン」をやめられない理由だ。
要するに楽しい、ということだが、楽しいを分解してみたらこうなった。

ゆるい世界観で癒されたい人、現実逃避したい人、別にどっちでもないけど暇つぶしを探している人。
私はねこレストランの回し者じゃないが、おすすめである。
もし始めたらフレンドになってほしい。

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