今日はシステム作り・整理整頓の日(#111)
今日から春休みだ。2週間。やりたいことは山ほどある。しかし、今日はクリエイティブなことはせず、帳簿付けや、書き溜めた文章のファイルの整理などで一日が過ぎた。
ウッディ・アレンの映画「ラジオ・デイズ(1987年)」をiPadで流しながら作業するとものすごく穏やかで幸せな気持ちになる。昔のジャズや古き良き音楽がひっきりなしに流れる・ノスタルジックでファニーで何度でも繰り返してみれる好きな映画だ。iTunesで購入できるようになったのは、わりかし最近のことだ。こんなに簡単に好きな映画や動画を流して作業することができるなんて本当に便利な世の中になったと思う。
インターネットが出る前、英語の勉強のために「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の映画をビデオで流して、スピーカーから流れる音声をカセットテープに録音した。もちろん、雑音も入っていただろう。それをウォークマンできいてリスニングを鍛えていたのだ。ウォークマンが出始めた頃は中学生だったかな。私も含めてほとんどの若者はウォークマンを画期的だと思っていた。でもただ一人、ヨウコだけは違った。「自分1人だけでイヤホンで音楽聴くなんて自己中だと思う・・・誰とも一緒に音楽を分かち合えないなんて、私は好きじゃない」とはっきり言った。私はびっくりした。確かに言われてみればそうだけれど、ウォークマンの凄さはそういうところじゃないんだ。その時は彼女に上手く説明することができなかった。
私たちは「音楽が脳内で響く」のを驚きと共に体験したのだ。音が右から左へ抜けていくなんてびっくりした。たぶん、今で言うApple Vison Proのような驚きだ。ヨウコはそのごもイヤホンを嫌がったのだろうか。それとも、周りで当たり前に使い始めると、自然と使うようになっていったのだろうか。イヤホンについて考えると反射的に、ヨウコのことを・あの時の表情と共に思い出す。どうしてるかなぁ。
あなたが作業する時にバックで流したい映画はなんだろう。あなたの想像力が私の武器。今日も読んでくれてありがとう。
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