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両うで広げて受け止めてくれ。(#023)

二日前に「泥のように眠りたい」というタイトルで書いた。そのタイトルが、インスタの自動翻訳機で「I want to sleep like a bird.」になっていた。あれ?鳥になるんかい。うちのオカメインコなんて、半分目を開けて寝てるような感じだし、意味あいも全然違うっしょ。

改めてChatGPTに「泥のように眠りたい」は英語でなんというのか聞いた。答えが出た。
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"I want to sleep like a log."
この表現は、日本語の「泥のように眠りたい」と同じく、非常に深い眠りを意味します。
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そうそう、そう来なくっちゃ。「丸太のように眠る」。

あと・”I want to sleep like a rock.” 「岩のように眠る」というのもある。どちらも硬くしっかりしてる印象だ。

しかしだ。「泥のように眠る」はそれを遥かに上まった表現だ。まず粘着力がある。身体が疲れきって・溶けてしまいそうな・あのだるさ、まさに「どろっ」としているではないか。そのままアメーバーのように布団の中になだれこみ、目を閉じると同時に、水分がぬけ・固く・それこそ岩のように一部の隙間もなく眠る。「泥のように眠る」にはその変化全てが凝縮されているのだ。

じゃあ、sleep like mudを広めよう。だが・問題がある。日本語の泥には「どろっ」という音の相乗効果がある。偉大なるオノマトペだ。mudにはそれがない。だから想像力が触発されない。ふむ。これはAIの学習不足の問題ではなく、それ以前の言語と文化の問題だな。しかし、「鳥」はあまりにも学習不足だぞ、AI翻訳もっと頑張ってくれ。

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そう、「毎日書くペース」を私は模索中なのだ。言葉の勉強に時間を溶かしている場合ではない。

自分だけが読者という状況で毎日書いていた時と今は違う。不特定多数の読者がいるとわかってると明らかに勝手が違う。

誰も傷つけたくない・間違った情報は出したくない・などなど「守り」が入ってくる。でもできるだけ自由に書きたい。まあ・自由に書いてるんだけどね。

今のところ、読者は少ないのでそんなに心配することはない。しかしだ。今からメンタルを鍛えて・習慣づけておかないとな。そう、トレーニング期間なのだ。

ちなみに、文章のストックはない。アイディアは山ほどある。でも雨の日のために・風邪の日のために、前持っていくつか書いておけばいいのに、それができない。まだ・できない。習慣付けと力がない。

こないだ、ティーアと話していたら、彼女も同じだと言っていた。締め切りがあったら、締め切りギリギリまで、延々と直しをするので、次に進められない、と。あなたもこっち側の人間ですか?それとも夏休みの宿題を最初の7日で全部終わらせて、あとは思いっきり遊んじゃう、夢のような人種ですか?

いつか

ついに書けなくなって・失敗して・泣き出す日がくるのだろうか。そういうのもなんとなく楽しみだ。それはそれで自分の力量がわかるから・いいではないか。その時には、泣くので、両うで広げて受け止めてくれ。


ウッディ・アレンが言ってる。

「自分が熱中しているプロジェクトで失敗する方が楽しい。うまくやれると分かっているプロジェクトで成功するよりも。」

“I get more pleasure out of failing in a project that I am enthused over than a succeeding in a project that I know I can do well.”

ウッディ、心の友よ、その通りだ。


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今日は一緒に”Open Arms”うたおうぜ。


えんぴつ画・MUJI B5 ノートブック



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