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おやつの一枚 62

天気が悪かばってん、

お茶しに行きたい。いや、まあ、お茶しに行くのに、天気は関係ない。たぶん。気持ちが大事。うん、これ、ぜったい。
・・・って、そんな能書きは放り投げて、お茶しに行こうじゃあないか。

いつも店どころか、行先すらも東西南北どこへ行こうか?などいったざっくりプランでひとりドライブを決行していたのだが、最近はお目当ての店が決まっていたり、東西南北の方角も、散歩で「今日のラッキー方角」をネットでチェックして行っているせいか、ドライブの方角もそれに頼るようになることが増えた。

ということで、今日はおいしいおやつが食べたい。なんなら、たっぷり食べたい。2軒、いや3軒はしごするか?ん?待てよ。あの店に行ってみようか。あの店なら、1軒でたっぷりおやつが楽しめるじゃあないか。
そうと決めて、さっそく車に乗り込む。そうそう、店の近くに道の駅があるから、クーラーボックスも積んで、さあ出発!

見慣れた道を走り、しばらく幹線道路を走ったら、やがて県境を越える。そしてまた幹線道路を走り、やがて、山の上を目指して登り始める。少しばかり登ったところに、小さな洒落た洋館が現れた。

着いた!

車を駐車場に停めて、車を降りて外の空気を吸う。あー、気持ちいいー。
さあ、『OAK HILL View(オークヒルビュー)』へ。

店の中に入ると、高い天井に広さを感じたかと思えば、視線を店内に巡らすと、アンティーク家具があちらこちらに見える。おそらくイギリス本場のモノだろう。

テーブル席と窓辺のカウンター席と外のテラス席があるが、今日は天気が歩く、お客さんが少ないので、窓辺のカウンター席を選んだ。椅子に座ると非日常の始まりだ。

注文するメニューはもちろん「アフタヌーンティー」一択。他にもあったが、今日の私はこれ一択。
実は、以前ランチを食べに来たことがある。ランチは野菜たっぷりの小鉢がたくさんついて、メインはボリュームがあって、お腹を十二分に満たしてくれる。味付けも適度によく、野菜も美味しくたくさん食べることができるし、メインもがっつり食べることができるし、窓からの景色もいいし、いろんな意味で満足できるランチである。

撮った!

窓辺のカウンター席で、曇天の冬景色を見ながら、ひとりぼーっとしていたら、素敵な「アフタヌーンティー」が運ばれてきた。いっきに目の前が華やかになるとともに、私の食欲がむくむくと湧いてくる。ティータイムを堪能しようじゃあないか。

紅茶ができるまで、砂時計の砂がまだ上から下へ落ちている。では、その間にスコーンを一口。うん!美味しい~、ホッとする~。スコーンを一つ食べてしまう頃に、紅茶が出来上がる。コーヒーを飲むことが多いが、紅茶も好きだ。

アフタヌーンティーは何から食べようか迷ってしまう。きっとマナー的なものがあるのだろうが、ええーい、サンドイッチからいってしまえ。ふわふわのサンドイッチ、つけあわせのコロッケもぱくぱく食べてしまう。

スイーツ皿へ突入!

実は、この皿に載っているケーキは選べるのである。しかも2種類も。贅沢な気分がさらに贅沢になるサービスである。
そしてフルーツは、私が現在、柑橘類NGなので、相談させてもらったところ、オレンジの代わりにハートのイチゴを出してくださったのである。イチゴに変えてくださった心遣いがとても嬉しかったが、それがさらにハートだなんて、店員さんの温かさに包まれる一方である。

お皿のスイーツを食べ終えて、ティーポットに入っている紅茶をゆっくりじっくり飲みながら、頭を真っ白にしていく。真っ白にしていくと言った割には、しっかりnoteでつぶやいていた。

なんだ、日常から抜けられてないじゃあないか。いや、日常のイヤなコト、モヤモヤしたコト、イライラしたコトは、ほぼ全部頭から抜けていたからいいのだ。

外は変わらずの曇り空。晴れいていれば、遠く長崎の島原半島の雲仙普賢岳が見える。今日は雲仙どころか、近くの佐賀平野の景色もぼんやりしている。このあと、山の上に登って『道の駅吉野ヶ里』の展望台に行ってみたが、こんな天気の日はどこから見ても眺めは今ひとつだった。まあ、こんな日もあるさ。
結局、小一時間ほどの滞在して、レジで近く会うことになっている友達へのお土産に100円のクッキーセットを買ってお店をあとにした。

次は晴れた日の絶景とともにアフタヌーンティーを。


今回訪れたお店はこちら!

『OAK HILL View』のフェイスブックページより

フェイスブックのサイトがうまくリンク張れなかったので、『オークヒルビュー 吉野ヶ里』とかで検索してみてくださいm(_ _)m


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