動物の一枚 1
ペンギンに会いたい~
年に何度か、ふとそう思う時がある。そして、数年に一度、いてもたってもいられなくなり、ペンギンに会いに行くのだ。
基本的に動物は好きだ。このご時世になってから、休館中の水族館や動物園の写真や動画を見ては癒されている。
そしてペンギンに会いたいとなると、決まって行くのが「長崎ペンギン水族館」である。ペンギンがたくさんいるというのもあるが、規模も割とこじんまりとしていて、一人でぼーっと見に行くのにちょうどいいのだ。
よし、会いに行くぞ!
思い立ったがなんとやら、そう心に決めたと同時に車のハンドルを握っていた。さあ、いざ、長崎へ。
長崎は昔から仕事で何度も訪れている。なので、だいたいの地理は頭の中に入っている。せっかく行くんだから、皿うどんでも食べようかな。角煮まんも買おうかな。ベタだけど。
そんな長崎ペンギンプランを考えていたら、長崎市郊外にある長崎ペンギン水族館にたどりついた。車を降りて、水族館建物の入り口までの歩道を早足で歩く。まずはペンギンを堪能するぞ!
ペンギンが泳いでる!
詩的な表現をするなら「ペンギンが飛んでいる」といったところだろうか。館内に入ってすぐ目の前に現れる大水槽で、ペンギンが気持ちよさそうに泳いでいる。もうこれだけでも十分癒される。何時間でも見ていられる。
いや、他のペンギンにも会いに行こう。世界一のペンギン展示数を誇る水族館だから、他のペンギンに会わずに帰るなんて失礼だろう。そう思いながら館内へ歩を進める。
ペンギンといえば、キングペンギンを思い浮かべる人が多いのだろうが、私はジェンツーペンギンやマゼランペンギン、フンボルトペンギン、コガタペンギンなどを思い浮かべる。そして・・・。
あ!イワトビペンギン!
昔の某CMの影響もあってか、何度見てもイワトビペンギンに心を奪われてしまう。シュッとしたフォルムに、目の上の黄色のワンポイント羽毛。いいね~、かっこいいね~。
性格は攻撃的で、イワトビという名の通り、ピョンピョン飛び跳ねて移動する。その機敏な動きも大好きだ。ひたすらかっこいいじゃないか~。水族館に数羽しかいないのが残念だが、でも一度見つけたらそこから目が離せなくなる。
しばらくイワトビペンギンに見とれていた。時間がいくらあっても足りない。この調子だと館内奥にいるコガタペンギンにたどり着くのは夜中になってしまう。名残惜しいが先に進もう。そう思った瞬間、ペンギンのお食事タイムが始まると館内放送が・・・行かねば!
撮った!
ずいぶん前に水族館がリニューアルしてから、水族館横の海辺でペンギンのお食事タイムが見られるのだ。飼育員さんが海に向かって餌を投げて、それを追いかけてペンギンたちが海へ飛び込んでいく。なんともダイナミックなお食事タイムである。
アクティブなお食事タイムを満喫した後は、まだ会えていないペンギンに会いに行く。いやあ、時間が足りない。なぜだ?そっか、思い立ったのがもう昼を過ぎていたからだ。今度は朝から会いに来よう。
結局、閉館ギリギリまでペンギンを満喫して、長崎ペンギン水族館を後にした。そして、皿うどんを食べに長崎市内中心部へ向かうのであった。
ちなみに、今はこのご時世で休館中らしい。私も今は行ける身ではないが、また思い立ったらすぐ見に行けるようになるご時世になることを祈りつつ・・・。
また会いに行くからね!ペンギンたち!
記事を書くための栄養源にします(^^;)