見出し画像

病気の一枚 41

2022年10月の私です。

本編に入る前に・・・ここ最近、私のnoteへ来てくださっている皆さま&いつも読んでくださっている皆さまへ。いつもの皆さまにはいつもの記事ですが、最近来てくださっている皆さまには、ちょっとびっくりかも、と思うので、この前置きを書くようにしました。
私、この病気の事を、今は月1回で書いています。最初の頃は、まあ、自分の人生で、こんな経験することって、2度とないしな、と思って書いていました。でも時がたつにつれて、記事を読んでくださっている皆さまにコメントをいただくようになり、この病気に対して、病気を経験した人にも、現在進行形で治療をしている人にも、経験していない人にも、何か伝えられる、伝わる事があれば、と、少しずつ思うようになってきました。
特に大きな事は何も考えてなく、どなたかが言われた「ろうそくの灯」のように小さな小さな明かりを灯し続けていければ、と思っております。
私の定時連絡のようなモノだと思っていただければ、いいかなと思っております。


2019年夏、右胸のしこりに激痛がはしり、検査の結果、乳がん、悪性腫瘍と診断されて、11月に右胸全摘とガンが転移していた右脇下のリンパ節切除手術を受けた。そして12月から抗がん剤治療が始まり、翌年2020年5月にやっと抗がん剤治療が終わり、7月にポート抜去手術後、ホルモン療法(タモキシフェン)も始まった。

そして、2020年9月から仕事復帰。ただし、右腕はリンパ節切除の影響で軽いリンパ浮腫を起こしていたが、少し症状は軽くなってきた。それでも、腕を休ませながらの勤務。今は本格的に仕事復帰している。

告知されて、3年。
手術して、2年11ヶ月。
抗がん剤治療が終わって、2年5ヶ月。
ホルモン療法が始まって、2年3ヶ月。

痛いもんは痛い。

今月はインフルエンザの予防接種をした。乳がん発病前は職場でわーきゃー言いながら受けていたが、発病してからは、かかりつけの内科で受けるようにしている。まあ、何もないとは思うけど、念には念を入れて、である。

さて、話を戻そう。予防接種である。注射である。母いわく。
「今年のインフルエンザの注射は、めちゃくちゃ痛いらしいよ」
そっか…痛いんだ…。
「もう、本当に痛いらしいよ~」
え〜。っていうか、注射嫌いって知ってるのに、何度も強調するかね…。

もう半ば脅されながら、予防接種を受けることになった。なので、注射を打つ前から、大騒ぎになったのは言うまでもない。
「先生〜、今年は痛いんですよね…」
「うーん、まあ痛いかな」
あの流行り病のワクチンよりかは痛いと言う。きっと医学的のなんだかんだがあるのだろうが、そんなの知ったこっちゃない。そもそも注射嫌いはどう転んでも嫌いな………あ、打たれた…めっちゃ痛い…痛い…。

家に帰ってから、だるくなって、ぼーっとしたまま片付けをしたり、ご飯を食べたりしたが、特に大きな副反応はなかった。リンパ浮腫の右脇も特に何もなかった。

髪の毛がいい感じ。

以前の私を見たことがある人に、最近会うと、
「パーマかけたと?めっちゃいい感じやん~」
と言われることが増えた。そかな?

髪の毛は抗がん剤治療で、全部抜けた。しばらく坊主時代が続いた。やがて、治療が終わって、ぼちぼち生えてきて、もう今はカラーリングするぐらいに復活した。髪の太さは、以前より細くなったように思う。

そして、生え始めはくるんくるんだったが、もう今はすっかり、元のように、真っ直ぐ伸びてきている。でも髪の毛をかき上げると、先っぽはパーマをかけたみたいにくるんとなるのだ。

ストレート時代が長かった私は、それも違和感をまだ感じているのだが、
「いい感じよ」
と言われるなら、この髪も悪くないのかな。

撮った!

ガンが転移していたリンパ節を切除した右腕のリンパ浮腫も相変わらずだ。
見た目は健康な人と何ら変わりのない右腕。でも、脇の周りは、相変わらず痺れの塊があり、うっかり使いすぎると、腕全体がだるくなる。だから、家でも職場でも、あちらこちらに腕を休めるためのクッションを置いている。

そして、仕事でパソコンは必須なので、抗がん剤治療で仕事を休んでいた間に、左手用のマウスを買って、練習、いや、特訓した。抗がん剤治療を受けてすぐは副作用があって、何もせずにゴロゴロしていたが、私の場合、それは1週間ぐらいで抜けていた。

副作用が抜けた後は、次の抗がん剤治療まで、普段通りに過ごせるので、リハビリがてら、左手マウスの練習をしていた。左クリックは、右クリックで、右クリックは、左クリック。最初は指が迷うが、やがて、それが当たり前になってくる。

職場にも左手マウスを持ち込んで仕事をしているが、急ぎの時は、ついつい、右手マウスでカチカチやってしまい、気がつけば、2時間ほどデータ入力していた、なんてことも、しばしばある。気をつけてはいるのだが、やっぱり慣れた右手で作業した方が早いし、今日は調子がよさそうだし・・・などとやっていると、家に帰る頃は、腕がだるくなって、服を脱ぐと、腕にうっすら1ミリほどの赤みが出ている時がある。腕を休めなさいというサインだと、あるnoterさんに勧められたリンパ浮腫の本に書いてあった。まだ全部読めていないが、全部読み終えたら、その話もしたいなと思っている。

右腕もぼちぼちと・・・ね。



追伸:病気の一枚は連載モノです。よかったら40もご覧ください。





いちおう今までの分は私の病気マガジンにまとめています。
1から読むと、かなり長くなりますが、興味がある方はどうぞ(^^;)
えっと、13までは病気治療に専念しており、14あたりから徐々に社会復帰して、毎月の定時連絡になり、現在に至ります。


記事を書くための栄養源にします(^^;)