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胎児エコー(胎児超音波検査)外来②

こんにちは。あしかです。
長女の出産の時に、先天性疾患が発覚し、転院になりました。
今回は、胎児エコー外来を受けた日の続きを書きたいと思います。

転院までの話はこちら↓↓


前回の話はこちら↓↓


一通りのエコー検査が終わり、
医師から私の出産や今後の娘の治療について話がありました。

まず、娘は生まれたらすぐに十二指腸と小腸を繋ぐ手術が必要になるということ。
(ここがつながらないと、ミルクが吸収できず栄養が摂れないため死んでしまう。)

まだ妊娠7カ月(おそらく30週くらいだったと思う)かつ平均よりも小さめサイズであることから37週くらいまではお腹の中で育てていけることがいい。手術は赤ちゃんも体力を使うので、体重も2500gは欲しいところだねとのこと。果たして、2500gまで成長してくれるか。祈るのみだった。

また、これから娘がどんどん大きくなるため、羊水で今までよりさらに子宮がパンパンに膨れ、破水・切迫早産になる可能性がある。早産にならないためにも羊水を子宮から抜く必要がある。子宮から羊水を抜くことってできるの?どうやるの?!と衝撃だった記憶がある。

さらに一番怖いことは、臍帯潰瘍といって、娘の吐物によって母体と胎児を繋ぐ臍帯に障害が起き、酸素や栄養を運べなくなってしまうことにつながる。
「死」の可能性を意味する。
臍帯潰瘍は、いきなり起きてしまう可能性がある。胎動だけ、定期的にあるか必ずチェックしてとのことだった。当時は神経質になるくらい、1時間に1回は確認していたと思う。

この日は全体的に重い話だったので、診断を受けてからはショックで話を聞けていなかった。
正直、私自身も何を質問したのか全く覚えていないのだ。(医師からの話を淡々と書いているように見えるはその理由からである)
ただ、この日に母が一緒に来てくれていたおかげで、娘の病気について一緒に考え、理解してくれてる人が側いるという安心感があった。
この安心感は当時の不安に駆られた私にはとても心強かった。

この日の診察によって、娘の仮の診断名(生まれてきてからでないと断定できない)が分かったため、大学病院への転院と出産が決まった。
次回の産婦人科、胎児エコー外来の検診予約を取りこの日は終了。


結果的に早い段階で、転院できてよかった。
NICUがある病院は限られているし、病床も限られている。
産後に発覚していたら、すぐにNICUがあるような病院で診てもらうことができなかったかもしれないし、ミルクも飲めず大事に至っていたと思う。
そのことを考えるだけで、今でも恐怖を感じる。
今、生まれてきて、隣で成長した姿を見せてくれることを奇跡のように嬉しく思う。


次回は、大学病院での産婦人科検診の話を書きたいと思います。
その日も、ただの妊婦検診だけでは終わらなかったのです。
妊娠出産は本当に様々な物語がありますよね。。

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