出産の記録その2(分娩室)
出産の記録、つづきです。前回の記事↓
子宮口が最大まで開き、いよいよ分娩へ。
必死でベッドによじ登り、体勢を変える余裕もなく、四つん這いのまま出産がスタート。(産院が「フリースタイル分娩」可のところだったので姿勢は自由でした)
体の方も出産の準備ができたので、「もう、いきんでいいよ〜」と助産師さんから指示が。↓
↑今見れば、「夫に土下座を繰り返す妻」の図(笑)
夫は枕元で、手をにぎってくれたり、一緒に「フゥー」って言いながら呼吸を促してくれたりしました。ドラマで見るような出産と全然違ったから、戸惑っただろうなあ。
実際に出産してわかったことは「痛い時しかいきめない」ということ。痛みが引いている時に出そうとしても力が入りませんでした。だからとにかく、痛くなったら出すチャンス!と思って必死にいきみました。
↑「で、でた〜!」て、アンタ。(笑)
「うずらの卵」からはあっという間で、自分でも赤ちゃんが出て来ていることがわかりました。あと、ちょっと裂けてしまったのも。
ドラマで観る「やっと会えたね…グスン」というような感動は一切なく(なんかすみません)「終わった〜」と安堵する気持ちだけでした。
↑ちょっと絵がわかりにくいんだけど、寝ながら見えるところに画面があって、出産直後の赤ちゃんが映るようになっていました。そんな絵を見ながらもまだまだ「動くもの」に見える赤ちゃん。実感がないながらも、夫と二人でハッピーバースディを歌い、一応、出産が一段落しました。
この絵日記は出産翌日に書いたものですが、出産して3週間ほど経った今、もう痛みは思い出せません。確かに痛かった。痛かったことは覚えているけど、「痛み」そのものはもう覚えていないです。ほんと不思議だなあ。
その代わり、辛かったとき、まわりの助産師さんや夫がかけてくれた言葉や行動は、本当に鮮明に覚えています。当初夫の立会いにあまり乗り気でなかった私ですが、今は立ち会ってくれて本当に良かったと思っています。背中さすって、手を握ってくれるだけでも、やっぱり心強いものなので、お互いがいいと思えれば立会いはアリかなと思います。
あと!!四つん這い出産は個人的に超おすすめしたい!!!!
もちろん他と比較していないのでなんとも言えないのですが、私はすごくいきみやすかったように思いました。もし二人目を産むことがあれば、また四つん這いで産みたいです。
ただ、手足で自分の体重を支えたり、途中正座で休憩したりと、ある程度体力や股関節の柔らかさがないとできないかもしれません。もしフリースタイル分娩に興味がある人がいれば、ご参考までに。
実際に赤ちゃんを産んだという実感とか喜びが湧いてくるのはもう少し先の話なのだけど、それはまた別の機会に書けたらいいなと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?