読むということ 4 茜 2018年4月23日 23:58 「辰さん」の妙にはしゃいだ声は、じっとり湿気を含んだ足下のコンクリートに吸い込まれていった。 柴崎友香さん「春の庭」より この一節を読んで、ああ、こういう文章に出会いたくて、私は本を読んでいるのだなあと思った。映像ではなく、文字でしかできない表現。私が活字が好きなのは、「言葉にして文字で表現する」ということ、そしてそれを「読める」ということに、とても人間らしさを感じるからなのかもしれない。 #コラム #エッセイ #暮らし #読書 ダウンロード copy #エッセイ #コラム #読書 #暮らし 4 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート